ここ数年でマッチングアプリを介した出会いの市場は世界的にも伸びている。アプリ市場の分析をするApp Annieの調査によると、Tinderをはじめとする主要マッチングアプリの1日あたりの利用者数(DAU)は2017年を通じて全体では増加している。2017年の国内ダウンロード数では、トップが「タップル誕生」、次いで「Pairs(ペアーズ)」「Tinder」が続き、戦国時代だ。だが、内容を見ると、利用頻度が伸び悩んでいるサービスとの明暗も分かれる。 マッチングアプリの中でもTinderは、2017年に最も多くの課金(消費支出)を記録したという調査結果もある。世界的には非ゲーム系アプリ全体の課金ランキングでもNetflix(ネットフリックス)に次ぐ第2位と、ミレニアル世代の「出会いのインフラ」となりつつある。 だが一方で、ユーザー層が広がり、新規の参入者が増えたために、早くからの利用者が離れはじ