群馬県警は、路上でなたを持っていたとして県警留置管理課の巡査長、新井孝一容疑者(47)=群馬県渋川市=を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕し、13日に発表した。「農家だから持っていて当たり前」と容疑を否認しているという。 県警によると、新井容疑者は12日午後11時25分ごろ、同県沼田市の実家前の路上で、刃の長さ約17センチのなたを正当な理由なく持っていた疑いがある。午後10時50分ごろ、帰省中の新井容疑者が「妻を殴った」と自ら110番。駆けつけた警察官の前でなたを振りかぶったため、逮捕したという。 県警の小林政夫首席監察官は「県民の信頼を損なう結果で、深くおわびする」と謝罪した。