福島原発事故は世界に大きな衝撃をもって受け止められた。取分け環境意識の高いドイツでは反原発運動が巨大なうねりとなり全国に波及している。 そして今朝、新たに大きなニュースが飛び込んで来た。 [シュツットガルト(ドイツ) 27日 ロイター] 27日の独バーデン・ビュルテンベルク州議会選挙で、メルケル首相が率いる与党連合が敗北する公算が強まった。福島原発の事故を受け反原発を掲げる緑の党が大幅に票を伸ばし、初めて州首相を輩出する見込み。 緑の党と社会民主党(SPD)の合計得票率は47.3%に達する見込みで、同州で約60年にわたり政権を担ってきたメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は敗北を喫することとなる。 1800GMT(日本時間28日午前3時)時点の予測では、CDUと自由民主党(FDP)の与党連合の合計得票率は44.3%となる見込み。 敗北した州首相のStefan Mappus氏(CD