明治、大正のベストセラーって?昭和のベストセラーでは懐かしい一冊に出会えるかもしれません。それぞれの時代で大きな話題を呼んだベストセラーを、社会背景やどのような環境で読まれていたのかなどとともに、一緒に振り返ってみませんか。
明治、大正のベストセラーって?昭和のベストセラーでは懐かしい一冊に出会えるかもしれません。それぞれの時代で大きな話題を呼んだベストセラーを、社会背景やどのような環境で読まれていたのかなどとともに、一緒に振り返ってみませんか。
──世界へ向けられた日本のグラフィズム、その開展と結実。 本書では、1931年から1972年までに出版された日本の対外宣伝グラフ誌を106点選び、刊行年ごとにその表紙と中ページを掲載、制作背景やスタッフなどの概要を紹介しています。本書でいう対外宣伝グラフ誌とは、日本工房『NIPPON』や東方社『FRONT』に代表されるような、国家の政治的、軍事的方針や文化水準を直接宣伝している本の他に、欧文で制作された観光宣伝、輸出製品のカタログ、博覧会のカタログ、オリンピック案内の類も対象としています。 こうした国家や大企業の主導で企画された対外宣伝グラフ誌の制作には、充実した印刷設備が用いられ、日本の写真・グラフィックデザイン史のなかで重要な仕事を残した才気あふれる人材が登用されています。例えば『NIPPON』では名取洋之助、河野鷹思、山名文夫、亀倉雄策、熊田五郎、土門拳、藤本四八。『FRONT』
「古事記 不思議な1300年史」を読みました。大震災後の本です。「古事記」がその時代、その時代でどのように解釈されてきたかを解き明かした本です。「日本書紀」と同時に成立したとは考えられないが、その前の成立でも後の成立でも「古事記」の神話的価値は変わらないとの主張です。平安時代から、解釈論争が繰り広げられ、江戸に至って本居宣長が「古事記伝」を著してから学者レベルでは「古事記」の存在と意味を理解することになりました。明治維新後も新解釈が次々と顕れ、戦後は構造主義の立場からも読み解かれています。 今の人間は、過去の歴史を学んで、当時の人間は迷妄で、頑迷で、幼稚だとか思いがちです。でも、それは違う。本書を読んで時代、時代のインテリ達の論争は相当にレベルが高く、現代のロジックに耐えることがわかりました。備忘します。 古事記 不思議な1300年史 作者: 斎藤英喜出版社/メーカー: 新人物往来社発売日
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