あんなに会いたかったのに、会えても寂しくて仕方ない むかーしむかし、そのまた昔の懐かしくてちょっと寂しい記憶。 両親と一緒に暮らしていた頃、家族の一員として存在していた、いたちどん。人に噛みつくわ、物を壊すわ、いたずらはしまくるわで、なかなか大変でしたが、まあ、まとめると可愛い存在でした。 が、人間よりも生きられる時間が短いのがペットの宿命。永遠の別れは避けられません。 ヤンチャだったいたちどんも、年齢には勝てず、年を重ねるにつれて、いたずらしようにも体がうまく動かない様子でした。 いたちどんがたまにいたずらをしようものなら、無事に遂行できるか、温かく見守っていました。悪いことをたくさんしていた頃は、あんなにやめてほしいって思っていたのに、人間って勝手ですね。 夢の中で会える一瞬の幸せ。だけど、目が覚めると襲ってくる大きな喪失感。 忘れられない、いたちどんの記憶。