「映画デート」に憧れを抱いたことのある人は多いのではなかろうか。むしろ憧れを抱かずにはいられないと個人的には思っている。映画は日常とかけ離れた世界にいつも誘ってくれるし、デートにはありったけの夢が詰まっている。その二つが掛け合わされた「映画デート」。「映画×デート」。この掛け算には希望に満ちた無限大という答えしか導き出せない。 映画×デート=∞ これはかつての僕にとって、三平方の定理よりも確からしい定理だった。 映画館の薄暗闇の中、目の前のスクリーンには非日常の世界。隣には気になる女の子。心臓は高鳴り、心拍数は上昇。映画は気になるけれど、それ以上に隣の女の子の方が気になる。手を伸ばせば触れる距離に君はいる。この胸の高鳴りは映画がクライマックスを迎えているからなのか、それとも隣に君がいるからなのか。この映画が終わったら二人でカフェに行って感想を語り合おう。そしてそれから...。 そんな妄想を
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