「理想の仕事」は人それぞれだが、最初からその「理想」に出会える人は少ない。 エンジニア歴約20年の谷川れいさんは、一度派遣社員から正社員になるも、再び派遣社員に戻り、13社目にして理想の仕事に出会ったという。 「仕事がつまらない」「自分に向いていない」と考えている人は、谷川さんがいかにして理想の仕事に巡り会えたのかを参考にしてはいかがだろうか。 派遣でスタートしたプログラマーへの道 谷川さんは三重県の出身。学校を卒業する前に、家業である進学塾とパソコンスクールを継がねばならなくなり、1996年から2年間にわたり、小学生向けの算数、中高生向けの数学、そして一般向けのプログラミングの講師を務めた。 その後ご兄弟が家業を継ぐことになり、1998年に就職のため東京へ。なぜ東京だったのか、谷川さんはその理由をこう語ってくれた。 「ゲームプログラマーになりたいと思っていたのですが、就職する方法が分から