タモリさんは、僕が出演していたことは覚えてないと思います。タモリさんって、寄せ付けないオーラがあって、番組の外では全然話してくれません。僕も20歳そこそこで、緊張しっぱなしでした。でも、タモリさんと接していると、なぜか魅力的で、隠しきれないやさしさが漂ってくる。それで「この方に近づきたい」と強く思うようになりました。 「これはお近づきになれる大チャンスだ」 中居(正広)くんと(香取)慎吾ちゃんに1年遅れて、95年から僕もいいともに出演することになりました。「これはお近づきになれる大チャンスだ」と思って、嫌われてもいいから、「タモリさん、タモリさん」って、金魚のフンみたいについて回りました。 ©️iStock.com 最初に食事に連れて行ってもらったのが、新宿アルタの近くにあるラーメン屋さん。生放送が終わった後、「俺、ここのつけ麺が好きなんだよ。よかったら剛も行くか」と言ってくれて。タモリさ