2012はこちら。4巻目となった本巻だが,今までのコミュニティ白書と決定的に違うのは,元としたデータが東方Wikiの人気投票ではなく,ニコ童祭の人気投票であるという点である。投票層そんなに違わないんじゃないの?と思っていたのだが,実際には大して重なっていないことが判明し,それ自体が大きな驚きであった。それゆに,本巻に対する考察としては以下の2点になる。 ・定点観測としての人気投票の分析 ・人気投票の投票層が例年と違うことによる分析 問題は,起きている変化がどちらを理由としたものか今ひとつ判然としないことで,まあその区分けを適切にできるかどうか自体が分析者の腕の見せ所なのではないかと思う……と書きつつも,根拠を持った判断は極めて難しい。(ちなみに,そこら辺もあって本稿のタイトルは毎回「分析」ではなく「覚書」としている。多くの読者は気にしてないと思うけど。)先に全体の結論だけ言ってしまうと「意