サイドキック (sidekick) は、フィクションに登場するキャラクターの役割の一つであり、ヒーローと行動する相棒や親友を指す。有名なサイドキックは、ドン・キホーテにおけるサンチョ・パンサ(英語版)、シャーロック・ホームズのジョン・H・ワトスン、ローン・レンジャーのトント、グリーン・ホーネットのカトー、バットマンのロビンなど。 言葉の起源[編集] 元々は、19世紀から20世紀前半のアメリカで使われていたスリのスラングだった。ズボンの前ポケットを“kick“と呼び、ここに財布が入っているとスリにとってはもっとも仕事が難しいため、信頼の置ける相棒を“side-kick“と言うようになったとされている[1][2]。 また、喧嘩をする時に傍らで一緒に暴れてくれる人の意味の“sidekicker“から出たとする説もある[3]。 1928年に発表されたノックスの十戒でもサイドキックに言及されている。