渋谷区が区議からの情報公開請求を三カ月以上も放置していた問題で、開示・不開示の判断や手続きを何もしていないのは違法だとして、請求者の堀切稔仁区議が八日、区を相手に違法確認を求める訴えを東京地裁に起こした。 訴状によると、堀切区議は七月二十九日付で桑原敏武区長に対し、福祉部が導入したコンピューターシステムの契約書や、同部職員の勤務日報などの文書開示を求めたが、現在に至るまで何らの手続きもされていないとしている。
東京都渋谷区が情報公開条例で定められた期限を過ぎても公開の可否を決めずに放置していた問題で、請求者の堀切稔仁区議は8日、対応の違法確認を求め東京地裁に提訴した。 訴えによると、堀切氏は7月、福祉部職員の勤務実態を調べるため10年度の勤務日報など2件の文書を請求。しかし、請求から15日以内と定められた期限を過ぎても区から通知はなく、区総務部長に尋ねると「議会の調査権で調べてほしい」と言われたとしている。 区条例によると、公開の可否に関する通知の期限は延長もできるが、請求者に書面で通知する必要がある。【和田武士】
教科書の決め方 教科書の内容を採択前に調べる調査員の名簿を非公開としていた横浜市教育委員会に対し、市情報公開・個人情報保護審査会は3日、名簿を開示するよう答申した。開示請求した市民は「異例の非開示だった。妥当な結論」と語った。 教科書調査員は、教科ごとに現職の校長や教員らで構成。各社の教科書の特徴を調べて、教科書取扱審議会に報告する役割を担う。審議会が推薦し、市教委が任命している。 審議会が、調査員の報告書などをもとに各教科書の評価を市教委に答申。市教委がこの答申を参考に採択する教科書を決めるという流れになっている。 調査員の名簿は2009年度までは採択決定後に閲覧できたが、10年度から「外部からの働きかけで適正な事務が阻害される恐れがある」として非公開になった。 この日の情報公開審査会の答申は「市民からの働きかけが直ちに教科書調査に支障を及ぼすとは言えない」と市教委の主張を退け
諮問庁:法務大臣 諮問日:平成22年8月13日(平成22年(行情)諮問第385号) 答申日:平成23年2月28日(平成22年度(行情)答申第565号) 事件名:沖縄返還の際に米軍用地の原状回復費を日本側が肩代わりすることを示した文書に係る訴訟の判決書等の一部開示決定に関する件 答 申 書 第1 審査会の結論 沖縄返還の際に米軍用地の原状回復費400万ドルを日本側が肩代わりすることを示すなどした7つの文書の公開を求めて元特定新聞社記者の特定個人らが東京地方裁判所に起こした訴訟(以下「本件訴訟事件」という。)の判決書(以下「本件判決書」という。)一式(平成22年4月9日言渡し。関係府省への通知文,省内の決裁文書を含む。)(以下「本件対象文書」という。)につき,その一部を不開示とした決定については,別紙記載の不開示部分(以下「本件不開示部分」という。)のうち15記載の部分を除く部分を開示すべきで
東京都渋谷区教育委員会が情報公開請求に対し、「ブログなどで職員らが中傷される恐れがある」との理由で公文書を非公開処分としたのは違法として、市民団体「渋谷オンブズマン」の堀切稔仁事務局長(42)が15日、処分の取り消しや公開義務付けを求めて東京地裁に提訴した。 訴えによると、オンブズマンは区立中学校の給食記録について調査し、事務局長が10年9月、区立中学校長らの09年9~12月分の「旅行命令簿」(出張記録)などを情報公開請求した。しかし、区教委は10年12月、「オンブズマンのブログは実名入りの誹謗(ひぼう)中傷記事が掲載されている」などとして、公開情報の適正使用を定めた条例に基づき全面非公開とした。 非公開文書の一部については区教委が今年1月、オンブズマン代表の請求に対して公開を決めた。 事務局長は「区教委に批判的な記事を誹謗中傷というのであれば、区の主張は表現の自由を侵害している」と主張。
諮問庁:国土交通大臣 諮問日:平成19年12月19日(平成19年(行情)諮問第578号) 答申日:平成23年2月23日(平成22年度(行情)答申第549号) 事件名:構造計算書偽装物件一覧の一部開示決定に関する件 第1 審査会の結論 別紙の1に掲げる文書1ないし文書10(以下,併せて「本件対象文書」という。)につき,その一部を不開示とした決定について,諮問庁がなお不開示とすべきとしている部分については,別紙の2に掲げる部分を開示すべきである。 第2 異議申立人の主張の要旨 1 異議申立ての趣旨 行政機関の保有する情報の公開に関する法律(以下「法」という。)3条の規定に基づく本件対象文書の開示請求に対し,平成19年4月3日付け国広情第387号により国土交通大臣(以下「処分庁」又は「諮問庁」という。)が行った一部開示決定(以下「原処分」という。)について,その取消しを求める。 2 異議申立ての
東京都渋谷区教育委員会が、市民団体メンバーの情報公開請求に対し「文書を開示した場合、ブログやメディアで『中傷』される恐れがある」として非公開の決定をしていたことが分かった。専門家からは「誰にでも平等に情報を公開するという制度の趣旨に反している」との指摘が出ている。【日下部聡】 請求したのは「渋谷オンブズマン」の堀切稔仁事務局長(42)。堀切氏によると同オンブズマンは、区立中学1校の給食に関し、「給食費に比べて食材が粗末だ」などとして、会計に不透明な点があるとみて調査を進めている。この問題に関する会合があったとみられる、昨年9~12月の区教委職員、全区立中校長・副校長らの「旅行命令簿」など出張の記録を9月8日に情報公開請求したが、今月16日にすべて非公開との決定が出た。 区教委の通知書は、「請求人所属団体のブログは、保護者、教職員など関係者の個人名を挙げて、誹謗(ひぼう)中傷する記事及びコメ
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