セ・リーグは3月25日の強行開幕を決めたが、選手会は16日も球団幹部と話し合いを行い、延期を訴えた。ヤクルトでは、石川選手会長とともに出席したプロ野球選手会前会長の宮本が「納得できる理由が何一つなかったので“無理です”と言った」と反発。横浜でも宮城県石巻市に実家がある新沼選手会長は三浦とともに出席し「25日に気持ちが向かっていかない」と強い抵抗を示した。 日本プロ野球選手会の松原徹事務局長は「選手は開幕を遅らせても、15連戦やダブルヘッダーで144試合をやり抜くつもりでいる」と選手の気持ちを代弁。さらに「リーグ戦を重視し、クライマックス・シリーズを中止するのもやむを得ない」との私見も披露した。 球団サイドと実際にプレーする選手の間には温度差がある。16日も福島第1原発の放射能漏れが関東圏にも及ぶ中、神宮でヤクルトと巨人が合同練習を行った。現場は中止を訴えたが、両球団のフロント同士の話し