以下はジェニファー・アッカーマン著『かぜの科学』の内容のうち、感染とそれに対する対策の部分を中心に要約したものである。詳細は書籍の方を確認のこと。根拠となった研究のリストも書籍に記されている。 「風邪」について 風邪の原因の15%もがインフルエンザウイルスによるものというのは驚きである。風邪っぽい時にその都度インフルエンザの検査を受けてみると、色々面白いことになるのだろうなと考えずにはいられない。 風邪の原因には200種もの異なるウイルスが関与している 大きく分けると、ピコルナウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルスの5属が風邪の原因となっている。 ピコルナウイルスに含まれるライノウイルス属が主要なグループで、40%程度を占めている。 インフルエンザウイルスによる風邪は15%を占めている。 ライノウイルスへの感染がインフルエンザウイルスへ