100種類近くの農作物が危機にじつは、世界の農産物の1/3は養蜂家が育てたミツバチに授粉を頼っているのです。そのため専門家からは、「100種類近くの農作物が危機に瀕している」と人間の生活への“実害”を懸念する声も出ています。 ―――「そんなにミツバチの影響が大きいの?」 作物によりますが、中にはほとんどの生産をミツバチに頼っているものもあります。 受粉作業の大部分をミツバチに依存している農作物としては、りんごは(90%)、アスパラ(90%)などがあります。またアーモンドにいたっては100%をミツバチの“作業”に依存しているのです。つまり、ミツバチがいなくなったら、アーモンドは生産できない(少なくとも、別の形態で受粉作業を行わなければ育たない)ということになります。 その他にもナシ、アプリコット、メロン、ブロッコリ、ニンニク、タマネギ、ピーマン、トマト、コーヒーも、ハチの受粉に依存しています