2021年1月3日、ビットコインが3万4000ドルまで急騰した。それでもウォーレン・バフェットは、ビットコインには決して手を出さないだろう。それはなぜだろうか。 バフェットとビットコイン 世界最大の暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格は、2020年末から年明け1月3日までの5日間で、およそ23%上昇した。ビットコインの投資家や投機家にとっては嬉しいニュースだ。 しかし、ウォーレン・バフェットにとってはまったく無意味な知らせである。というのも、バフェットはこれまでビットコインについて「殺鼠剤の2乗のようなもの」等とコメントしており(バークシャー・ハサウェイの副会長が2014年にビットコインを「殺鼠剤のようなもの」とコメントし、その後に価格が急上昇したのを受けて「2乗」と表現した)、自分は決して買わないと公言してきたからだ。 ビットコインがおよそ1万ドルで取引されていた2020年2月に