(前編からのつづき) 9回裏は3番角中からの打順。確かにこの日の角中は、なんとかして次のサブローさんに繋ぎたいという思いが空回りしてか「らしくない」2併殺だった。角中が併殺打を打つたびに球場全体から大きなため息が漏れていたのも、事実だった。 そんな角中に代打が送られる。井口さんだった。 既に5番の井上は福浦と交代していたので、9回裏の打順は井口・サブロー・福浦というベテラン3人の並びとなった。で、井口さんはファーストフライに倒れ、いよいよ、いよいよ、22年間のプロ生活最後の打席が回ってくる。しかも、今度の打順は、慣れ親しんだライトのポジションで名前が呼ばれる。 「4番、ライト、サブローーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 今日一番の語尾の長さで、谷保さんがサブローを最後の打席へ送り出した。 ピッチャーは、オリックスの守護神・平野佳寿。 このゆったりとした構えも、これがついに最後。第
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