兵庫県警は、美玲さんが行方不明になった11日から最大1日260人を投入して連日捜索を進めていたが、遺体発見場所については、23日まで捜索していなかった。 県警は「目撃情報が寄せられた場所を優先していた」と説明している。 県警は、11日以降、目撃情報があった場所周辺の河川や空き家、側溝などを捜索。特に最後の目撃となった、祖母宅から約700メートル南東の大丸山公園付近で、集中的に実施していた。 捜査員は、23日には当初の2倍に増員し、祖母宅から約3キロ離れた兵庫区にも範囲を広げたが、雑木林は、17日に周囲の空き家を調べただけで、林の中に足を踏み入れていなかった。 県警は、有力情報が得られないため、祖母宅近くの聞き込みや捜索を改めて徹底するよう指示。23日午後、捜査員が雑木林近くで異臭に気づき、路地から草むらを数十メートル分け入った場所で遺体を発見したという。