政府が新型コロナ関連支援策の一環として今年5月に創設した「学生支援緊急給付金」の対象から朝鮮大学校(東京都小平市)の学生が除外されていることを受け、11月30日に衆議院会館で立憲民主党主催のヒアリングが行われた。 この日は朝鮮大学校の学生や教員、日本の大学教職員などが参加。 公平な支給を求める大学教職員の声明を取りまとめた同志社大学の板垣竜太教授が、文科省担当者に声明と賛同者名簿が手渡した(賛同者は全国の教職員709人)。 この制度は、アルバイト収入が大幅に減ってしまうなどして「学びの継続」が困難となった学生を救済することを目的に創設されている。 対象は国公私立大(大学院含む)や短大、専門学校で、留学生や日本語教育機関も含んでいる(留学生については成績要件が課せられている)。 板垣教授はこの日の基調報告の中で、「学生支援給付金の対象として幅広い高等教育機関をカバーしているのに、学校教育法に