脚本:星山博之 絵コンテ・演出:貞光紳也 作画監督:富沢和雄 破嵐万丈の過去を知る男、ワールド銀行の頭取ウェナーが今回の敵。彼は破嵐万丈が火星を脱出した時に持ちだした大量の金塊の在処を問い詰めるために万丈を砂嵐の拷問にかける。その苦しみの中で、万丈は火星を脱出した当時の戦いを思い出す。 今回の演出は前回に引き続き、スタンリー・キューブリックの作品の影響が強い。 モノトーンで描かれる回想シーンの市松模様の宇宙基地の壁や、宇宙船(マザーロケット)のシーンや精神世界での幻覚攻撃などは2001年宇宙の旅を連想させるし、その催眠術シーンに入る前の早回しで実写の写真が何枚も見せられるのは2001年のラストシーン的でもあるし、時計じかけのオレンジっぽくもある。Aパートラストの白抜きに顔だけが浮き上がっている破嵐万丈の顔も時計じかけのオレンジのポスターっぽい? 金田伊功によるメカ作画やアクションシーンはス