以下の原稿は『アルカディア』155号に掲載された、とよ田みのる『FLIP-FLAP』の紹介記事です。誌面スペースの関係上、簡素な原稿となっています。『FLIP-FLAP』がKDPで復活しそうとのことなので、応援がてら再掲してみた次第。FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)作者: とよ田みのる出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/23メディア: コミック購入: 19人 クリック: 168回この商品を含むブログ (162件) を見る遥か遠くのハイスコア、その向こう側にあるもの ピンボールはシンプルなゲームだ。直径17/16インチの金属のボールを飛ばし、フリッパーと呼ばれるバーで弾く。盤面に置かれたオブジェクトに当てればスコアが増え、ボールを一定数失えばゲームオーバー。複雑なプログラムに管理されるコンピューターゲームがあふれるこの時代において、あまりにも素朴すぎる遊びだと思う人も