ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (93)

  • 俺のブロガー精神論 - シロクマの屑籠

    Geekなぺーじ:ブログ論 最近のブロガーってどこで運営ノウハウ習得しているんだろう? - 情報の海の漂流者 ブログの運営については何も知らない。 だが、“長文ブロガー道”や“ブロガー精神論”についてなら語れる。 『シロクマの屑籠』も今年で7年目を迎え、ブログはすっかり自分の生活の一部となった。書きたい時に書きたいことを書き、誰かに声を届けたくなったら躊躇せずトラックバック記事を書く――そういう素人ブロガーらしいブログライフを楽しめていると思う。 この7年間、欲望の赴くままに書いてきたから、俺はブログの運営なるものを知らない。マネジメントを欠いているからこそ、デフォルトのままのデザインで、記事の方向性も散らかっている。じゃあそれで損をしたかと言われたら、あまり損をしていないような気がする。自分が書きたいことだけに意識のリソースを集中させることが出来たという意味では、“下手の考え休むに似たり

    俺のブロガー精神論 - シロクマの屑籠
    toronei
    toronei 2013/01/12
  • ヱヴァQのシンジは意外と「シンジさん」だった――内面葛藤の無いチルドレン達 - シロクマの屑籠

    オタク仲間と一緒に、『新劇場版ヱヴァQ』をもう一度見に行ってきました。 「ヱヴァQのチルドレン達は誰も葛藤していない!」 私は、新世紀エヴァンゲリオンおよび新劇場版ヱヴァを、碇シンジの物語として見る前に、惣流/式波アスカ・ラングレーの物語として眺めてしまうクセがある。ヱヴァQを見た初回、私は28歳になったアスカが十分とは言えないにしても齢を重ねたというか、自分のアイデンティティや内的葛藤に左右されずに仕事ができるぐらいに成長したと喜んでいた*1。 で、そうやってウジウジ悩まない“アスカの成長らしきもの”を喜んでいたのだが、友人から以下の指摘を受けてちょっと考え始めた。 「今回、チルドレンが誰も葛藤していないよね?」 「登場人物が葛藤するのがエヴァじゃなかったっけ?」 確かにそうだ。アスカは上述の通り。真希波マリはいつものあの調子。作中に出てきた綾波タイプは無機的すぎる。なにより、碇シンジが

    ヱヴァQのシンジは意外と「シンジさん」だった――内面葛藤の無いチルドレン達 - シロクマの屑籠
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    toronei 2012/12/30
  • 「思春期が終わったけれども壮年期が始まらない人達」 - シロクマの屑籠

    先日の記事の補足として。 今、思春期の後半と言われている20代後半〜35歳ぐらいの年齢には、思春期という言葉と表裏一体だったはずの、モラトリアム*1という言葉があまり似合わない、と思う。それぐらいの年齢になっても進路や生き筋を自由選択できる幸運とタフネスを持った人もいないことはないが、あくまで幸運だったりタフだったりする比較的少数の人達である。大半の人達においては、三十路を迎えた頃というのは、色々な事がかなりのところまで決まっている or 決まりつつある最終段階に相当する。決まりつつある、という意味ではぎりぎりモラトリアムとも言えなくもないが、夏休みに喩えるなら、八月三十日や八月三十一日を夏休みと呼ぶのと同じようなものではある。 実際には、三十路を迎えた大半の人は、自分の人生のかなりの部分を既に選んでしまっている。まだ会社は変えられるし、恋愛経験のある人なら結婚相手を選べる可能性もある。し

    「思春期が終わったけれども壮年期が始まらない人達」 - シロクマの屑籠
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    toronei 2012/12/29
  • 「思春期は自由な季節」vs「○歳までに××してない人は置いてっちゃいますからねー」 - シロクマの屑籠

    「思春期は自由な季節」。 自分が何をやるのか・自分が何者であるのか・自分がどこに住むのかを試行錯誤できる、モラトリアムな季節、思春期。その自由奔放といわれる思春期は、かつて、大学卒業ぐらいまでといわれていたらしい。それが二十年ぐらい前には「思春期は30歳まで」と言われるようになり、近頃は「いやいや35歳ぐらいまでが思春期でしょ」と言う人もいる。字義通りに解釈するなら、思春期が延びたということは、自由に生きられる時間が延びたということになるし、おめでたいことである。 しかし、思春期の延長はめでたいことばかりではない。 「思春期とは自由な季節である」というのは、いわば表のルールのようなもので、実際にはもう一つ、裏のルールがある。 裏のルールとは、「○歳までに××していない人は置いてっちゃいますからねー」である。現代社会が思春期と呼んでいる時期には、一定年齢になるまでにやっておかなければできなく

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    toronei 2012/12/25
    「タモリの新哲学大王」で『青春』がテーマの時に、「青春とは若いある一時期のことを指すけど、その時代にそういった経験が出来なかった人は猶予期間があっても良いのでは」という大学センセの言葉が印象的だった。
  • 間違いない。エヴァだ――『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』(ネタバレ) - シロクマの屑籠

    劇場版 「新世紀エヴァンゲリオン」主題歌 魂のルフラン アーティスト: 高橋洋子/LOREN & MASH,高橋洋子,LOREN & MASH出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2006/05/24メディア: CD購入: 2人 クリック: 101回この商品を含むブログ (41件) を見る 庵野監督が、やりやがった! やばいものを観てきた。 【警告!】この文章には『新劇場版ヱヴァンゲリオン:Q』のネタバレを含んでいます。これから観ようと思っている人は、読むと危険です。ブラウザを閉じて下さい。 「ああ、これだ!俺の知っている、あの『新世紀エヴァンゲリオン』だ!」と感じた。娯楽作品としての完成度からすれば、これより優れたアニメは他にもあるだろう。説明不足や、音響上の難点もあったように感じた。しかし、これはエヴァンゲリオンだった。間違いなくエヴァンゲリオンだった。「どうせ、娯楽作品なんでし

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    toronei 2012/11/19
  • 「バグったっていいじゃないか、人間だもの」 - シロクマの屑籠

    人間は、特定の状況や話題で「バグ」る。 給湯室談義では「○○さんには××の話題は禁句」といったフレーズがしばしば用いられる。実際、××の話題を持ちかけた時に○○さんが誤作動を起こしたりフリーズしたりしたのが確認されているのだろう。人間は誰しも、そういう「話題にしただけでバグる」ようなセキュリティホールを一つや二つぐらいは持っている。 精神科臨床で遭遇するレベルの「バグ」 精神医療をやっていると、人間のバグのなかでも一番シビアで訂正不能なものに出会う。妄想だ。 妄想は、統合失調症や妄想性障害の代表的な症状のひとつだ*1が、統合失調症や妄想性障害のすべての患者さんが、いつでも妄想全開で会話にならないかというと、そうでもない。むしろ、よほど病気が燃え上がっている時を除けば、コミュニケーションにさほど問題が生じていない人のほうが多いぐらいである。 ところがそういう人も、特定の話題になると急激に思考

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    toronei 2012/11/04
  • 素人が増えただけで仕事を失うプロなんて、淘汰されるしかあるまい - シロクマの屑籠

    ネットによって文章を書くようになった人たちは消費者でもなくクリエイターでもなかった - Togetterまとめ 上記のまとめを読んでいると、なんとなく、「うんうん、その通りだね。プロの社会的価値を下落させる何者かを、“あるべき顧客の姿”に戻さないといけないね」と頷きたくなる。しかし少し真面目に考えてみれば、他業種・他分野では到底通用しない考え方だと気づかざるを得ない。 他業種・他分野では、“プロの社会的価値を下落させ、顧客を喪失させる何か”の実例はいくらでもある。 例えばマイカーの普及は、馬車の御者や人力車といったプロの仕事を奪い、後にはローカル鉄道や路線バスの採算性をも破綻させた。人々が欲しかったのは、馬車でも人力車でもなく「素早く目的地に到達すること」だった。だから「素早く目的地に到達すること」がマイカーで達成されるようになれば、馬車や人力車やローカル鉄道にお金を払いたいとは誰も思わな

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    toronei 2012/10/22
  • 劇場版『魔法少女まどか☆マギカ 前編』を観て気づいたこと - シロクマの屑籠

    『魔法少女まどか☆マギカ』を映画のスクリーンで眺めたら幸せだろうなと思って、公開初日に見に行ってきた。概ねテレビ版に沿った内容で、現時点では大きなストーリー上の逸脱は無かった。だからネタバレを気にせずに所感を書き残しておこうと思う。 【鑑賞環境とチケット購入時の状況】 ・田舎の国道沿いのシネコンにて前売り券を購入。公開初日の最初の時間帯にもかかわらず、一時間前に映画館に行って空席が30席ぐらい余っている感じだった。グッズ売り場にはたくさんの品が置かれていたが、「まどかとほむらのピンク色のクリアファイル」(参照:→こちら)だけは異常に枚数が少なくなっていた。幸い、ストックは大量にあるらしく、なくなって暫くしたら店員さんが在庫を補充していた。 ・観に来ているお客さんの男女比は6:4程度、意外なほど女性比率が高い。女性はほとんどが十代〜二十代で、単独で来ている人もいれば数名程度のグループで来てい

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    toronei 2012/10/06
  • ある三十代ガノタによるガンダムAGEの感想、または感傷 - シロクマの屑籠

    ガンダムAGE』をやっと見終わった。尺の長いガンダムとしては『ガンダム00』以来になる。途中、げっそりして視聴から脱落すること数回、HDDに録画してなければとっくに脱落していただろう。この一事が示すのは、「全体的な出来不出来はさておき、幾つかの場面で、俺は、この作品の続きを見るのがおっくうで仕方なかった」という主観的事実になる。 尤も、これはHDDに録画していた「から」視聴をぞんざいになっていた可能性はある。ガンダム00の頃は、まだHDDにアニメを録画する習慣が出来ていなかった。このあたりが怠慢を生んでいた可能性は、ある。 とはいえ、『スマイルプリキュア』は録画してあってもほぼリアルタイムで観ていたので、録画バイアスの問題は小さいものかもしれないが。 また、加齢により長編アニメを観るだけの集中力が落ちているせいかもしれない。人は、ひとつのことにアテンションや情熱を集中することが加齢ととも

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    toronei 2012/10/05
  • アニメやゲームと一緒に酒を嗜む――その際の注意点など - シロクマの屑籠

    アニメを観ながら酒がうまい!! - - Togetterまとめ リンク先に「アニメ・ノベルゲームを鑑賞しながらの飲酒、まことに素晴らしいものだと思うのです。」と書いてあるが、実際、素晴らしいとしかいいようがない。 アニメ/ゲームが主役か、酒が主役か アニメやゲームと一緒にお酒をやるのはとても幸せで、ぶっちゃけ、何を観ながら何を呑んでもそこそこ幸せになれそうではある。しかし「この組み合わせは勿体ない」「これだったら他のお酒にしたほうがいい」といったマリアージュ*1のようなものはあると思う。喩えるなら、年代物のボルドーワインに北海道産の素晴らしいイクラを合わせて両方を台無しにしてしまうような、そういうアニメ/ゲームと酒との組み合わせはなるべく避けたいところだ。 その際に注意すべきは、 「気で楽しむべきアニメ/ゲームなのか」 「気で嗜むべきお酒なのか」 だろう。 例えば『魔法少女まどか☆マギ

    アニメやゲームと一緒に酒を嗜む――その際の注意点など - シロクマの屑籠
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    toronei 2012/09/06
  • オタク・サブカル・ヤンキー、どれが歳を取りやすいか - シロクマの屑籠

    ゆうべtwitterで議論していたことをちょっと。 ものすごく大雑把な分類になるけれど、日のサブカルチャー領域の愛好者を、とりあえずオタク、サブカル、ヤンキーの三種類に分類する、というマッピングの仕方があると思う。 上の図は、私の個人的印象に過ぎない。だから是非あなたもサブカルチャー三角形を描いてみて、各種コンテンツやお友達を三角形のなかにプロットしてみて欲しい。意外と色んなことに気付けて楽しいと思う。 さて、ここからが題。 そんなオタク、サブカル、ヤンキーもいつか歳を取っていく。それぞれが歳を取った時、どんな姿になるのか?また、サブカルチャー愛好家として歳を取っていく難易度はどれぐらいなのか?「オタク、サブカル、ヤンキーの歳の取りやすさ」について考えてみる。 1.ヤンキーとして歳を取っていく難易度 ヤンキーとして歳を取っていく難易度は、おそらく低い。尖ったヤンキーのまま年老いていく人

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    toronei 2012/08/30
  • 2012年『はてな村反省会』に関する報告――総論的オフレポとして - シロクマの屑籠

    もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 作者:岩崎 夏海ダイヤモンド社Amazon 注:この文章は、はてな村民向けに書かれていますが、ベストセラー作家・岩崎夏海さんを知りたい人の参考になる情報が含まれています。岩崎さんのコメントは赤字にしておいたので、拾い読みしたい人は赤字だけどうぞ。 先日、「はてな村反省会」というオフ会に出席してきた。 もともとこの宴席は、ネットコミュニティ「はてな村」について昔話をするべく設けられたものだった。ところが、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 』でお馴染みの岩崎夏海さん――ネットでは『ハックルベリーに会いに行く』として有名――が参加表明したため、急遽、ハックルさんを囲む会的な趣向となった。 ハックルさんからは人並み外れた意志と天才性がビリビリ感じられて、大変インパクトのあるひとときとなっ

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    toronei 2012/08/15
  • "叩いて構わない奴はとことん叩く"空気と、いじめの共通点 - シロクマの屑籠

    ネットを眺めていてふと気付いた。 現在、日のメディア上では、ネットであれテレビであれ「バッシングを公認されるような過失・落度のある相手は、どれだけ叩いても構わない。その際、相手がどうなるかは配慮しなくて構わない。それが社会だ」という風景がリピート再生されている。なにか不祥事や事故があったら、法的責任が問われるだけでなく、責任者は罵倒され、土下座させられる。法的責任を追求するのとは別に、“感情を納得させる”ために罵倒すること・土下座させることを、社会正義とみなすような空気ができあがっている。もちろん、そうした罵倒や土下座に警察が口出しをすることはないし、マスメディアも何わぬ顔で報道する*1。バッシングが公認される大義名分がある限り、責任者が唾を吐きかけられてもしようがないよねー、という不文律ができているらしい。 インターネット上での“炎上”も似ている。失言・過失・違法行為があったと判明し

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    toronei 2012/07/06
  • 相手の心を試しているうちは、その人を愛せないよ。 - シロクマの屑籠

    恋人が自分をどう思っているか。 配偶者が浮気不倫をしていないか。 親友が自分に嘘をついていないか。 そういう確認作業と称して、親しい人に踏み絵を踏ませる人がいます。パートナーが当に愛してくれているのか、理科実験をやるように確かめる人がいます。なぜ、そういう事をしてはいけないのしょうか? 人の心を試してはいけないのはなぜか。 - 続・はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記 上記リンク先の人は、理系的に考えて、合点のいく答えにたどり着いたようです。そしてはてなブックマークに寄せられた感想を眺めてみると、(株)はてな代表取締役のid:jkondoさんまでもが「素晴らしい」とコメントしていらっしゃるので、たぶん、素晴らしいんでしょう。でも、どのあたりが「素晴らしい」のか、私にはピンときませんでした。 もちろん、合理的に考えようとすることはいいことです。私だって、合理的に考えるのは嫌いじゃ

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    toronei 2012/07/01
  • 大半のお年寄りは「若いのに迷惑をかけたくない」と思っているのに…… - シロクマの屑籠

    404 Blog Not Found:備忘録 - そもそもなぜ老は敬われてきたのか 「お年寄りを見殺そう」という第三極の政治勢力: やまもといちろうBLOG(ブログ) 最近、真面目そうな顔写真が入ってイメージチェンジした『やまもといちろうblog』と、アルファブロガーの小飼弾さんの『404 Blog Not Found』に、リンク先のようなディスカッションが出てきました。twitter等でたくさんの意見が寄せられているのを観るにつけても、そろそろ時代の潮目なのかな、と思わずにはいられません。昨今の高齢化・少子化を巡る情勢や時代の閉塞感を思うにつけても、「お年寄りどころじゃない。それより子育てを。未来を。」的な意識が高まってくるのは当然といえば当然でしょう。 もちろん私も、そういった話題に強い関心を持っていますし、そういう目線でメディアを眺めています。また、こうした社会全体の【お年寄り/子育

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    toronei 2012/06/27
  • なぜ非モテ論議が衰退していったのか――非モテ同人誌『奇刊クリルタイ』を振り返りながら - シロクマの屑籠

    ※警告!:このタイトルを見て興味が沸かない人には、今日の記事は全くおすすめできません。 なぜ、はてなから「非モテ」の話題が消えたのか - Attribute=51 何も終わっちゃいねえ!何も!言葉だけじゃ終わらねえんだよ! - あままこのブログ 非モテ論壇より一言。 - 古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」 実存は「友達作りのネタ」なんかではない - あままこのブログ 久しぶりに、「非モテ」についての昔話を読んだ。湿った火薬庫にマッチを投げ込んだようなコミュニケーションが行われていて、懐かしく思った。そういえば先日、『月刊宝島』向けと称する非モテ関連のインタビューを受けた。「脱オタサイト」という立場から見た、当時の非モテ論議とその衰退について覚えていることを答えておいた。もし、記事として採用されているなら、いずれ発売されるかもしれない。 それはさておき、リンク先を

    なぜ非モテ論議が衰退していったのか――非モテ同人誌『奇刊クリルタイ』を振り返りながら - シロクマの屑籠
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    toronei 2012/06/23
  • なぜ優越感ゲームが必要なのか? - シロクマの屑籠

    優越感ゲーム - モヒカン族 他の人が持っていなさそうな物品や知識を持ち、ひけらかすことによって「自分は他のつまらない連中とは違う」「自分だけが価値のあることを知っている」といった感覚に耽る営為を、インターネットスラングでは優越感ゲームと呼ぶ。優越感ゲームは特に思春期にはありがちな心理であり、「他の連中とはちょっと違うオレ」を演出して他人と自分を差異化するべく、あれこれの文化コンテンツが頻繁に買い求められることになる。 ところで、優越感ゲームは何故必要なのだろうか? 「そりゃあ優越感が気持ちいいからさ、他人と差をつけたいんだろう」と答える人もいるかもしれないが、だとしたら何故、他人に優越していることが気持ちよく感じられるのだろうか?どうしてやめられないんだろうか?時間や金銭を費やして、衣服やデジタルガジェットなどを、何遍も何遍も飽きる事無く、反復的に買い求めるような優越感ゲームは、一見、き

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    toronei 2012/03/08
  • 「ファミコンが日本を駄目にした」論 について - シロクマの屑籠

    ファミリーコンピュータ 体 出版社/メーカー: 任天堂発売日: 1983/07/01メディア: Video Game クリック: 43回この商品を含むブログ (12件) を見る 私が小学生ぐらいの頃、周囲の大人達は以下のような事をよく言っていた。 「任天堂は、ファミコンで日の将来を駄目にするだろう」 もちろん私はファミコンが大好きな小学生だったので、こうした大人達の言葉が面白く無かったし、「任天堂がなくなってもセガが頑張るから結果は同じだ」と反論していた。この「ファミコンが日の将来を駄目にする」論に限らず、その後も“テレビゲームの悪影響”は手を変え品を変え、指摘され続けてきた。例えば『ゲーム脳の恐怖』といった具合に。 あれから二十年以上の時が流れた。 セガはともかく、任天堂は世界を代表するゲーム会社の一つとなり、“プライベートな空間でゲームを楽しむ”という文化習俗をもたらした*1。任

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    toronei 2012/01/13
  • オタク界隈で、まともな大人がまともに描かれるようになった - シロクマの屑籠

    ラノベにオッサンが出る幕は有りや無しや - Togetterまとめ リンク先では、「ライトノベルで、三十代や四十代のおっさんが描かれる余地はあるか否か」に関するツイートがまとめられている。ライトノベルというジャンルでは思春期〜より若い年代が描かれる傾向が強い、という話になっているようだ。 この傾向は、ラノベだけでなく、いわゆるオタク界隈向けのアニメやゲームに関してもある程度当てはまったと思う。思春期のキャラクターはしっかり描かれるけれども、>壮年期以降の、まともに大人をやっている人物が丁寧に描かれる例は少なかったと思う。オタク界隈の作中で、中年世代や老年世代が描かれる際には、 1.「乗り越えるべき対象」「敵」「主人公の異能を強調するための噛ませ犬」 2.理想化されてはいても物語の筋に立ち入って来ない、人畜無害のNPC*1 3.ネタ化の顕著なキャラクター といったテンプレートに収まりがちで

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    toronei 2011/12/15
    これ最近の萌えアニメの「娘にしたいキャラの増加」と同じように、単に送り手・受け手が共に高齢化しただけという話ではないかという説もあるのではないだろうか。
  • 勉強できる人しか便利に暮らせない社会 - シロクマの屑籠

    いまの日人は、とても便利な世の中を生きている。 コンビニもインターネットもあるし、自分の人生もだいたい自由に選択できる。医療も治安もハイレベル。昔の人が見たら、さぞ羨ましがるだろう。 そのかわり、賢くないと――あるいは勉強しないと――何もできない時代になってしまった。 事務職に就きたいと思ったら、ワードエクセルは当たり前。子育てしようと思った未来のおかあさんも、子育てを一から勉強して、何が安全で何が危険か、自己判断しなければならない。行政サービスを利用する際も、あの煩雑な手続きを理解して申し込むのは一苦労だ。便利さにアクセスするためのハードルは、見えにくいところでとても高くなっていて、その恩恵に与れるのは、自分で調べて勉強できる人・賢い人だけだったりする。賢くない人・勉強もしない人ほど、自由選択の範囲は狭くなり、日常生活のリスクも回避しづらくなる*1。だから冒頭の文章は、正確には「いまの

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    toronei 2011/10/31
    昔の事務の方が複雑なことを帳面とそろばんでやらなきゃいけなかったんだしなあ。RT @TAKAPPRS: どれだけ昔はレベルが低いと思っているんだろう。昔の事務も覚えるべきものは多々あるよ。 / “勉強できる人しか便利に暮ら