スプリント路線に向かうヨカヨカ 桜花賞で17着に敗れたヨカヨカ(牝3歳、栗東・谷潔厩舎、父スクワートルスクワート)は、葵ステークス・重賞(5月29日、中京・芝1200メートル)に向かう。放牧には出さず厩舎で調整を進め、熊本産馬として初のJRA重賞制覇を目指す。管理する谷調教師は「今後はスプリント路線を考えてます」とプランを説明した。
スプリント路線に向かうヨカヨカ 桜花賞で17着に敗れたヨカヨカ(牝3歳、栗東・谷潔厩舎、父スクワートルスクワート)は、葵ステークス・重賞(5月29日、中京・芝1200メートル)に向かう。放牧には出さず厩舎で調整を進め、熊本産馬として初のJRA重賞制覇を目指す。管理する谷調教師は「今後はスプリント路線を考えてます」とプランを説明した。
森中オーナーは報知杯フィリーズレビュー優勝時のゼッケンをバックにVサイン ◆第81回桜花賞・G1(4月11日、阪神競馬場・芝1600メートル) トライアルの報知杯FR勝ち馬で桜花賞を制したのは、05年のラインクラフトが最後。今年の覇者シゲルピンクルビーには、一昨年2着の姉シゲルピンクダイヤの雪辱もかかる。姉妹を所有する森中蕃(しげる)オーナーにとっては、初のG1制覇を狙うクラシック開幕戦。愛馬への思いを聞いた。(取材・構成 内尾 篤嗣) ―シゲルピンクルビーは報知杯FRで重賞初制覇。勝った時の気持ちは? 「平地重賞はアラブのシゲルホームラン(95年セイユウ記念)以来で、20年以上も前。サラブレッドは初めてで心から感激しました。お祝いの電話はレース後1時間以上も鳴り止まず、お花もいっぱい届き、皆様に感謝しております」 ―姉のシゲルピンクダイヤは19年の桜花賞で2着。その妹で期待の大きな馬だっ
大井競馬場 NAR地方競馬全国協会は1日、令和2年度の地方競馬15場の開催成績を発表した(速報値)。前年度に続きすべての競馬場で売得金が前年を上回り、総売得金は9122億8711万460円(前年度比130・1%)と、平成3年度(91年度)以来29年ぶりに9000億円を超えた。1日の平均は7億1608万900円(前年度比132・1%)で、過去最高の昨年度(5億4212万8100円)を上回った。 新型コロナウイルス感染症の影響で、一部の競馬場で開催日数減や無観客開催、場外発売休止などがあったが、電話・インターネットの在宅投票が大幅に伸びたことで、総売得金の93・2%を占める8506億3508万9960円を記録した。
クラシックへ向けて賞金加算を狙う3歳牡馬9頭によって争われたG3は、川田将雅騎手が騎乗した2番人気のシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)が直線で内から抜け出して重賞初制覇を決めた。17年にこのレースを制したあと皐月賞馬となった全兄のアルアインに続く兄弟制覇を達成。勝ち時計の1分43秒9は、ダノンファンタジーが19年9月15日に記録した1分44秒4を0秒5上回るコースレコードとなった。 2着は外から一度は突き抜けるかの勢いで伸びた1番人気のグレートマジシャン(クリストフ・ルメール騎手)、3着には1戦1勝でここに臨んだ4番人気のプログノーシス(藤岡佑介騎手)が続き、3頭出走していたディープインパクト産駒のワンツースリーとなった。 クリストフ・ルメール騎手(グレートマジシャン=2着)「(勝ち馬と首差で)惜しかったです。最初の300メートルは走りたがっていたけど、その後は冷静
サリオスとのコンビが決まった松山弘平騎手 大阪杯・G1(4月4日、阪神・芝2000メートル)に挑むサリオス(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎、父ハーツクライ)の鞍上が、松山弘平騎手(31)=栗東・フリー=に決まった。18日、同馬を所有するシルクレーシングがホームページで発表した。 サリオスは昨年の皐月賞とダービーではともに、コントレイルの2着に敗れた。 明け4歳初戦は、仁川でコントレイルと再対決することになる。鞍上には昨年、史上初の無敗の牝馬3冠を達成したデアリングタクトとコンビを組んだ若手のホープを配し、雪辱を果たしに行く。
ドバイ遠征でバルザローナ騎手とコンビを組むヴァンドギャルド UAEのドバイ・ターフ・G1(27日、メイダン競馬場・芝1800メートル)で初の海外遠征に挑むヴァンドギャルド(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)の鞍上が、クリスチャン・デムーロ騎手(28)=イタリア=から、ミカエル・バルザローナ騎手(29)=フランス=に変更となった。同馬を所有する社台レースホースが17日、ホームページで発表した。
12頭(JRA5、愛知4、他地区3)によって争われた交流G3は、圧倒的な1番人気に推されたJRAのクリンチャー(牡7歳、栗東・宮本博厩舎、父ディープスカイ、川田将雅騎手)が直線で抜け出して、2着に3馬身差をつける快勝。前走の佐賀記念に続く交流重賞連勝、重賞4勝目を挙げた。勝ち時計は2分0秒0。 2着は、逃げ粘った4番人気のバンクオブクラウズ(大野拓弥騎手)。好位から運んだ2番人気のロードブレス(クリストフ・ルメール騎手)が3着に続き、JRA勢が上位を占めた。
記者会見で頭を下げるJRAの吉田正義常務理事(左)ら幹部 日本中央競馬会(JRA)は6日、調教師や助手らが新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を不正受給した疑いがある問題で、騎手13人、調教師19人を含む165人が受給し、総額は1億8983万9222円に上ったとする調査結果を発表した。このうち163人の計約1億8700万円が不適切だったとして、返還済みか手続きを進めているとした。個人情報として実名は明らかにしていない。関係者2748人を対象に調べていた。 今回の調査で新たに明るみに出た事実は、所属する騎手135人のうち13人の現役ジョッキーも受給していた点だ。日本騎手クラブ会長の武豊騎手は「持続化給付金の趣旨・目的などを十分理解せずに、一部の騎手が申請・受給を行ったことについて、日本騎手クラブを代表して、心よりおわび申し上げます。今後このようなことがないよう、あらためて騎手全員に厳重に
JRAロゴ 競馬関係者による持続化給付金の問題は、何が問われているのか。給付金は、コロナウイルス感染拡大に多大な影響を受ける事業者に対し、事業存続のために支給される。言わば「明日」をも知れない人を救うためだ。中央競馬は昨年、一度も止まることなく開催され、20年売得金は103・5%と、9年連続で前年比を上回った。明日に困ることはないはずだった。 競馬界は昨年、牡牝で無敗の3冠馬が誕生するなど多くの夢と勇気を与え、国庫納付金の他に、調教師会、騎手クラブが国や地域に多くの寄付をし、社会的にも貢献してきた。今回の件でそれさえも否定されかねないのが残念でならない。 返金した者は罪に問われることはないのかもしれない。ただ、法に触れなければいいのかという思いは消えない。今、問われているのは、人として最も忘れてはいけないヒューマンな部分なのではないか。もちろんマスコミとして人ごとでは片付けられない。JRA
第16回オーシャンS・G3(3月6日、中山・芝1200メートル=1着馬に高松宮記念への優先出走権)に挑む超良血馬カレンモエ(牝5歳、栗東・安田隆行厩舎、父ロードカナロア)が、坂路の最終追い切りでスピード満点の走りを見せ、好調さをアピールした。 北村友一騎手を背に、単走でゆったりスタートすると、しまいは鋭く反応して、52秒4―11秒6をマークした。「良かったです。しまいだけやりたかったのですが、その意図通り、しっかり反応してくれました。硬さがなく非常にいい動きでした。以前と比べて成長をしているのを感じます」と北村友は納得の表情を浮かべた。 カレンモエは父がスプリントG15勝を挙げたロードカナロアで、母カレンチャンもスプリントG1を2勝を挙げた、プリンターの申し子とも言える配合。前走の京阪杯で初重賞挑戦の2着。偉大な両親に近づく初のタイトルを中山でつかめるか。
第68回日本ダービーで優勝したジャングルポケット(2001年5月27日) 2001年に日本ダービーとジャパンカップを制し、同年のJRA賞年度代表馬と最優秀3歳牡馬に輝いたジャングルポケット(牡23歳、父トニービン)が2日、けい養されていた北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで死んだ。JRAが同日、発表した。 角田晃一調教師(騎手時代の01年に日本ダービーでコンビを組む)「ダービーを1番人気で乗ることはなかなかないことだし、しかも勝たせてくれて、すごく思い出深いですね。師匠の渡辺(栄)先生とダービーを取ることができたのが、何よりでした。安らかに眠ってほしいですね。私自身はまた、ジャングルポケットのような馬を育てられるように頑張ります」
1番人気に応えた武豊騎乗のディープモンスター(左) 2月28日の阪神10R・すみれS(3歳オープン、リステッド・芝2200メートル、8頭立て)は、単勝1・4倍の断然人気に推されたディープモンスター(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ディープインパクト)が直線の鮮やかな差し切りで3勝目を挙げた。勝ちタイムは2分12秒4(良)。 ゲート裏で左前の蹄鉄が外れて打ち直すハプニング。レースもスタート直後に大きく外へ逃げるような格好となったが、あわてず後方2番手で脚をためた。勝負どころで外を進出。前との差を縮めて直線を向くと、持ち前の瞬発力を発揮して2馬身半も突き抜けた。 武豊騎手は「3勝目を挙げられてホッとしました。若さをのぞかせていましたが、落鉄やゲートは大した問題ではありません。これで(賞金的に出走できる)権利は大丈夫でしょうから、クラシックが楽しみになりましたね」と笑みを浮かべた。
同期の武豊騎手からのビデオメッセージに笑顔を見せる蛯名正義騎手 蛯名正義騎手(51)=美浦・フリー=が2月28日の中山記念・G2(ゴーフォザサミット4着)を最後に、87年3月のデビューから34年間の騎手生活にピリオドを打った。すでに調教師試験に合格しており、3月1日からは技術調教師として美浦・藤沢和雄厩舎に入り、新たな道を進む。 28日のレース終了後の中山競馬場では引退式が行われ、騎手仲間、関係者が多数参加。引退式後には騎手仲間の手で胴上げが行われた。また、蛯名騎手と同期デビューの武豊騎手(51)=栗東・フリー=はこの日は阪神競馬場での騎乗だったため、引退式には参加できなかったが、ビデオメッセージが紹介された。 武豊騎手「蛯名調教師がどういう馬をつくるのか、非常に興味がありますし、今までは一緒に勝つということはできなかったけど、これからはそれが可能になる。ただ、彼が僕をレースで起用するかど
ドバイ遠征が決まったレッドルゼル 根岸Sで重賞初制覇を果たし、G1初挑戦だったフェブラリーSで4着だったレッドルゼル(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎、父ロードカナロア)がドバイ・ゴールデンシャヒーン(3月27日、メイダン競馬場・ダート1200メートル)に遠征することが決まった。同馬を所有する東京サラブレッドクラブが2月28日に、ホームページで明らかにした。鞍上にはライアン・ムーア騎手(37)=イギリス=を迎えることが決まっている。 フェブラリーSのあとも体調に問題なく、栗東トレセンに残って調整を進めており、ホームページによれば、安田隆行調教師は「充実期に入ったいま、世界に挑戦しない理由はない」として、ドバイ遠征を決断した、としている。
数々の思い出について大いに語り合った蛯名(右)と小島太氏 マンハッタンカフェ、アパパネ、エルコンドルパサーなど数々の名馬でJRA・G1・26勝を挙げ、JRA歴代4位の通算2539勝を誇る蛯名正義騎手(51)=美浦・フリー=が、28日の騎乗を最後に引退し、調教師に転身する。公私で親交があるスポーツ報知評論家の小島太元調教師(73)が、過去の秘話、新たな挑戦への思いなど、本音をたっぷりと聞き出した。蛯名がゴーフォザサミットで出走する同日の中山記念・G2(中山)と、阪急杯・G3(阪神)の出走馬も25日、確定した。(構成・西山 智昭) 小島太氏(以下、太)「俺は48歳で引退したけど、正義は51歳か。実は、俺は早い時期から調教師を勧めていたんだよ」 蛯名(以下、蛯)「確かに言われていましたけど、当時はそんな気持ちはなかったんですよね」 太「正義は昔のホースマンの感覚を持っているから。それとトップの馬
JRAのトレーニングセンターで働く厩舎関係者が新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を不正受給した疑いがある問題で、調教助手や厩務員だけでなく、調教師にも受給者がいたことが25日、分かった。 関係者によると、美浦と栗東の約2500人に行った調査で、給付金を受け取っていたのは約100人。総額は1億円前後に上るとみられる。日本調教師会は昨年11月に「受給しないように」と通達を出していたにもかかわらず、今回の調査で、調教師にも受給者がいることが判明したという。 この問題を巡ってはまた、スポーツニッポン新聞社大阪本社レース部で競馬を担当していた記者が申請の勧誘に関与していたことも分かった。記者は申請を指南していた大阪市の税理士の知人とみられ、社内調査に「税理士に紹介してほしいと言われた。10人以上を紹介した」と説明。同社は25日付の紙面で「本来の業務と関係のない行為をし、記者倫理を逸脱した。調査
チュウワウィザード サウジカップ(2月20日、キングアブドゥルアジーズ競馬場、ダート1800メートル)に出走するチュウワウィザード(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キングカメハメハ)がドバイ・ワールドカップ(3月27日、メイダン競馬場、ダート2000メートル)の招待を受諾したことが11日、分かった。
有力2騎でクラシックを目指す武豊は笑顔 武豊騎手(51)=栗東・フリー=が今週末の中京で、牡牝の期待馬をクラシックへと導く。桜花賞前哨戦で歴代最多タイ5勝のエルフィンS(6日)はエリザベスタワーで無傷2連勝へ。歴代最多6勝の第61回きさらぎ賞・G3(7日)にはディープインパクト産駒ヨーホーレイクで挑む。 ユタカがクラシックに向け、勝負ウィークだ。武豊は「今週はこの2頭で春が楽しみになる競馬ができれば。ここで結果を出さないといけない」と牡牝の素質馬に強い意気込みを見せる。 05年のエアメサイアなど、歴代最多タイ5勝のエルフィンSでコンビを組むのはエリザベスタワー。キングマン産駒の牝馬は、昨年暮れのデビュー戦では直線で楽々と突き抜け、大物の片りんを見せつけた。いっぱいに追われなくてもラスト3ハロン33秒6の末脚を繰り出したパフォーマンスに、武豊は「強かったですよ。スタートでちょっとつまずいたけ
サウジアラビア遠征を予定しているコパノキッキング(セン6歳、栗東・村山明厩舎、父スプリングアットラスト)に5日、ドバイ・ゴールデンシャヒーン・G1(3月27日、ダート1200メートル、メイダン競馬場)への招待状が同日までに届いたことが分かった。 同馬はリヤドダートスプリント・G1(2月20日、ダ1200メートル・キングアブドゥルアジーズ競馬場)に向けて、5日から栗東で検疫入りしている。村山調教師は「ドバイにも行く予定で、24日にサウジアラビアから移動します」とプランを説明。12日に出国を控え、7日に国内最終追い切りを行う予定だ。 なお、コパノキッキングと同じリヤドダートスプリントに出走予定のジャスティン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父オルフェーヴル)、マテラスカイ(牡7歳、栗東・森厩舎、父スペイツタウン)にも5日までにリヤドダートスプリントの招待状が届いた。マテラスカイはドバイへの招待をす
福元大輔騎手 カナダでデビュー5年目を迎える福元大輔騎手(23)は世界の競馬を見据えていた。昨年はカナダでダービーに相当するクイーンズプレートSを日本人として初制覇。日本ではJRA競馬学校を不合格になったものの、異国の地で才能を開花させた。1月27日に所用で滋賀・栗東トレセン事務所を訪問。「(日本で乗ることは)今は(具体的には)考えていないけど、世界の競馬のなかに日本の競馬もある。日本でいずれ乗りたい気持ちはあります」と将来的な展望について明かした。 カナダ競馬は例年、12月中旬から4月中旬がシーズンオフ。昨年の同時期には開催中の米国に渡って騎乗していたが、今年はコロナ禍の影響で渡米できなかったこともあり、帰国していた。海外でもまれてきたからか、年齢以上に落ち着いた雰囲気を感じさせる。「コロナもあるのでカナダに帰ることになると思いますが、ヨーロッパで乗ってみたいし、アメリカでも乗りたい。世
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