日本は世界で最も睡眠時間が短いとされています。その日本で今、睡眠の質を改善しようと新たなビジネスが急成長しています。 都内のお寺で行われているのは、睡眠をテーマにしたイベント。住職による健康祈願のあとヨガで体をほぐし、最後に30分の仮眠を取ります。 主催したのは、睡眠用のウェアを開発したベンチャー企業です。特殊な繊維が睡眠中に血行を促し、疲労回復につながるとされ、1組2万円以上と高額ながら、すでに30万枚を販売しています。 日本人の平均睡眠時間は7時間22分と、OECD(=経済協力開発機構)加盟33カ国で最も短く、睡眠不足による経済損失は年間15兆円に上るとされ、「睡眠負債大国」ともいわれています。 そこで、この企業が開発した国内初の「不眠症治療アプリ」は、薬と同様に医師が処方するもので、患者が睡眠の記録などを入力すると、就寝時間などについて助言を受けることができます。年明けにも保険適用さ