2010年03月20日22:46 カテゴリMONDO21 徒花 これで最後、という半荘。 駄目もとで狙った国士だったが、思いのほかに手が進む。 よこしまな捨て牌を並べ、我武者羅に公九牌を掻き集めて手牌は一向聴になっていた。 (南三局 北家 ドラ ) は場に二枚切れ。そして問題の は親に鳴かれてポンカスになっている。 あの手がここまで育ってくれたんだ。 何とか紅中が枯れる前に聴牌を果たしたい。 だが、そう簡単に は居ない。 誰かが自摸切りをする度にそれが最後の牌でないことを願う。 まだか、間に合わせられないか――。 と思っていたところに嘘じゃなかろうか、トップ目の鳴きで が入ってきた。 息を飲んで を河に置く。 大逆転のシナリオは完成した。 ところが、山が進めど進めどなかなか紅中は顔を現さない。 ここまで盛り上げておいて和了れず仕舞いなんてことは無いだろう。 しかし流局間際、トップ目が500