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  • 『咲-Saki-』のサはサディズムのサ : OTAPHYSICABLOG

    2012年05月10日23:48 『咲-Saki-』のサはサディズムのサ カテゴリアニメ漫画 Comment(0)Trackback(0) 一連の『咲-Saki-』シリーズの魅力の一つに、可愛い女の子が完膚無きまでに叩きのめされて心が折れて目から光が消えてしまうさまを観賞できる、というものがある。このようなサディストの視点から、『咲-Saki-』の舞台設定のよくできていると思われる点を挙げてみたい。 (1)精神的ダメージへの特化 麻雀なので、精神のみにダメージを負うのがいい。心の折れを伴わない肉体的ダメージは、サディズム的に面白くない。たとえばスポーツものなどでは、勝っても負けても肉体的ダメージを負うわけだが、こんなものは爽やかなだけであって、サディストの興味の対象にはならない。麻雀は、このような混ぜ物を排して、精神的ダメージのみを純化して描くことができる。よくできた装置である、と評価でき

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    toronei
    toronei 2012/07/01
  • 『咲-Saki-』における回想シーンのフラグ機能について : OTAPHYSICABLOG

    2012年06月29日22:28 『咲-Saki-』における回想シーンのフラグ機能について カテゴリ漫画アニメ Comment(2)Trackback(0) もう少し『咲-Saki-』シリーズについて考えてみたい。なんだかこの作品は考察欲をそそる。 『咲-Saki-』世界の麻雀競技は、なにをどうしたら勝てるのかがよくわからないものになっている。そもそも麻雀が偶然の要素が強いゲームであるうえに、その偶然の要素を好き放題に支配するオカルトな能力が乱れ飛んでいるからだ。 そのため、この作品での麻雀の勝敗は、麻雀というゲームの論理の内部で決まるのではなく、物語の進行上の要請、つまりはフラグによって決まっているように見えてくる。そして、そのフラグを担っているのが、回想シーンなのである。かくかくの回想シーンがあったがゆえにしかじかの結果となった、というように、読者や視聴者は自分を納得させている。回想が

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    toronei 2012/07/01
  • あかほりさとる全盛期の残照 : OTAPHYSICABLOG

    2010年07月14日00:23 あかほりさとる全盛期の残照 カテゴリよしなしごとノンフィクション・その他 Comment(0)Trackback(1) 少し前に、あかほりさとる、天野由貴『オタク成金』という新書が出た。このはなかなかに面白い。「あかほり作品」のなかでは上出来の部類に入る。定価で買うかどうかはともかく、読む価値は十分にある。ただし、聞き手のライター天野由貴の腕がいまいちなのか、ちょっとツッコミ具合が表面的なところで終ってしまっているのが残念である。どうせやるなら、あかほりさとる人にきちんと自伝を書かせればよかったのに。 売上至上主義という態度がある。売上によってのみ作品は評価されるべきである、という態度だ。「なになにのBlu-rayはこれだけ売れたから傑作」あるいは「なになにはこれだけしか売れなかったから駄作」といった感じか。これ、プロの作家の心構えとしては当然のことで

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    toronei 2010/07/16
  • 水木杏子・いがらしゆみこ『キャンディ・キャンディ』 : OTAPHYSICABLOG

    2009年05月03日21:45 水木杏子・いがらしゆみこ『キャンディ・キャンディ』 カテゴリ漫画 Comment(0)Trackback(0) 物語としてはド真ん中のド直球なのだが、とんでもない剛速球なので手も足も出ずにヤられてしまう、そんな感じである。初恋の美少年が目の前で事故死するとか、孤独な不良少年の心に踏み込んで虜にしちゃうとか、記憶喪失になってしまった美青年を甲斐甲斐しく世話するとかいった、時代を超えて愛される物語類型が圧倒的な迫力でテンコ盛り。痺れる。昨今、こういったパターンを目にしただけで「スイーツ(笑)」などと脊髄反射で揶揄する輩を見かけるが、この世紀の名作をちゃんと読んでいないことがバレてしまうので気をつけたほうがいい。ついでに言っておくと、パティとフラニーというタイプの異なる見事な眼鏡っ娘が登場するところも私としては見逃せない。 そういったわけで、読んでない奴は漫画

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    toronei 2009/05/06
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