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  • 人生という盤面で「生きてる」彼らを、ぼくらは:『3月のライオン』 - 水星さん家

    漫画 | 17:28 | 『3月のライオン』というすばらしい物語を読んでぼくが考えたことを、ネタバレはなるべく避けて語る。3月のライオン 4 (ジェッツコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/04/09メディア: コミック購入: 9人 クリック: 400回この商品を含むブログ (115件) を見る『3月のライオン』は将棋の世界を舞台にした話だが、ところで詰め将棋というものがある。詰め将棋は答えがあることが分かっている。確実にあるその答えに向かって進むだけだ。しかし、当たり前だが実際の対局では「答え」があるかどうかは分からない。この差はとても大きい。4巻で零は島田八段の気付かなかった「答え」を発見する。これは将棋の実力という意味でなく零の成長だ。全てを失った零が、自ら一つの答えを探し出した瞬間だ。答えのあるかどうかわからないものの中で答えを探そうとする。こ

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    toronei 2010/04/12
  • 『このマンガがすごい!』が納得いく件について - 水星さん家

    漫画 | 21:10 | 『このマンガがすごい!2010』が物議を醸している。『このマンガがすごい!』がちょっと納得いかない件について: 漫棚通信ブログ版 この話題に関してはタイミングも逃したことだしスルーしようと思っていたのですが、ちょっと気になる文章に出会ってしまったため私の考えを書いておきます。 某モデルの解答が全てジャンプ作品で「お前ェはジャンプ以外読んでねェのか!」と言いたくなる(2009年のマンガを振り返る一人座談会(前編) - マンガLOG収蔵庫)気になった点というのがこれ。私も隅から隅までチェックしたわけでないのですがこれ、栗山千明さまのことですよね? 黒髪ロング界のシーラカンス(←生きた化石ってことね)・栗山千明さま。確かに彼女のランキングは1位から5位まですべてジャンプ作品で非常に驚きました。といっても私が驚いたのは引用主とは逆で、つまり「お前ェはジャンプ以外も読んでる

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    toronei 2009/12/20
  • すばらしき「友情漫画」、『友達100人できるかな』 - 水星さん家

    漫画 | 04:01 | とよ田みのる『友達100人できるかな』がすばらしい。いい、すごくいい漫画だ。友達100人できるかな 1 (アフタヌーンKC)作者: とよ田みのる出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/08/21メディア: コミックAmazon.co.jpで詳細を見るこの漫画のすばらしさを語るにあたって、少し回り道をしようと思う。 ジャンプ三原則かつてジャンプ漫画の三原則は「友情・努力・勝利」と言われてきた。そして「今はそれが失われている。だからダメだ」と言われている。数年前から「友情」は「萌え」に変わり、「努力」は「才能」に変わったという空気があった。私は、そんなことはないと叫びたい。ジャンプで人気の漫画に限っても昔の漫画と同様に努力は描かれている。『ナルト』のリーや『アイシールド21』の桜庭の努力描写は心にくるものがあった。両方とも主人公ではないが、それだから良いというこ

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    toronei 2009/10/17
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