極右政党『仏国民戦線』のマリーヌ=ルペン党首が8歳だった1976年11月1-2日の夜、ルペン邸宅がテロリストによって爆破された。ルペン暗殺を狙った爆弾テロ事件であり、自宅は木っ端みじんに大破したのだった。5人が負傷したのだが、その中にはマリーヌ=ルペンも含む3人の子どもがいた。マリーヌは辛うじて九死に一生を得たが、溺愛していた犬が無残にも殺され、悲嘆に暮れたという。 マリーヌは公立学校ではいじめられ子だった。フランスにおいてジャンマリー=ルペン「国民戦線」名誉党首は「ヒットラーの再来」「悪魔」「キワモノ」と目され、侮蔑・憎悪の対象でしかなかったがために、マリーヌは学校では「悪魔の娘」とはやし立てられ、いじめられた。教員は左派が多いために、彼女を守る者はいなかった。 (パパ・ルペンの胸にマイクをつける娘のマリーヌ=ルペン党首 撮影:及川健二) マリーヌ=ルペンというのはとてもアンビバレントな
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