ブックマーク / globalhead.hatenadiary.com (2)

  • ケン・リュウの『紙の動物園』は現在最高のSF小説集だと思う。 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■紙の動物園 / ケン・リュウ ぼくの母さんは中国人だった。母さんがクリスマス・ギフトの包装紙をつかって作ってくれる折り紙の虎や水牛は、みな命を吹きこまれて生き生きと動いていた…。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝いた表題作ほか、地球へと小惑星が迫り来る日々を宇宙船の日人乗組員が穏やかに回顧するヒューゴー賞受賞作「もののあはれ」、中国の片隅の村で出会った妖狐の娘と妖怪退治師のぼくとの触れあいを描く「良い狩りを」など、怜悧な知性と優しい眼差しが交差する全15篇を収録した、テッド・チャンに続く現代アメリカSFの新鋭がおくる日オリジナル短篇集。 中国アメリカ人作家、ケン・リュウの日独自SF短編集がこの『紙の動物園』だ。「ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞」という謳い文句もあってか、注目度も評判も上々で、の売り上げもなかなからしいのだが、最初それほど

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    toronei
    toronei 2015/08/02
  • バゴンボの嗅ぎタバコ入れ / カート・ヴォネガット

    バゴンボの嗅ぎタバコ入れ (ハヤカワ文庫SF) 作者: カートヴォネガット,Kurt Vonnegut,浅倉久志,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/09/01メディア: 文庫 クリック: 27回この商品を含むブログ (30件) を見る■ヴォネガット最後の短篇集 カート・ヴォネガット最後の短篇作品集。とは言っても執筆された年代は1950〜63年のごく初期のものであり、雑誌掲載作品などオリジナル原稿の存在しない作品を研究家が地道に集めて編纂されたものであるという。そういった意味で作者の落ち穂拾い的な習作作品を想像して読み始めたのだが、どうしてどうして、どの短篇にもヴォネガットらしさがたっぷり詰まった珠玉の作品集となっている。むしろ、最初っからヴォネガットはやっぱりヴォネガットだったんだなあ、と思わせる優しさや暖かさが伝わってきて、ヴォネガットよ、当にこれが最後になっちゃ

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    toronei
    toronei 2011/11/20
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