以下に挙げたように、この瞑想法では、まずは自分一身に対して慈・悲・喜・捨を念じつづけ、次第にその対象をひろげていき、最終的には「生きとし生けるもの」へと思いを広げていくという方法をとる。 パーリ仏典 小部 に収められている無礙解道(むげげどう)の二倶品(双運品)(Yuganaddha-vagga)のなかの慈悲論(Mettākathā)[19]に系統だった方法が記されている[20]。 また、ブッダゴーサ(仏音)の主著である清浄道論(しょうじょうどうろん)の「9 梵住の解釈」(Brahmavihāra-niddeso)にも、詳細な方法がかかれている[21] [22]。 (1)慈悲の携帯バージョン(日本テーラワーダ仏教協会、上座仏教修道会等で使われている作品)[5][7] 私は幸せでありますように 私の悩み苦しみがなくなりますように 私の願いごとが叶えられますように 私に悟りの光が現れますように