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2020年10月1日のブックマーク (2件)

  • フィクションを見る時だけ女になる男 - 真顔日記

    私は男として日々を暮らしているが、フィクションを見る時は、女になることが多い。たとえば、漫画『君に届け』を読むたびに、主人公の爽子に感情移入して、風早くんに恋をしている。『君と100回目の恋』という映画を観た時は、主人公の女に感情移入して、恋人役の坂口健太郎にときめいていた。そして、aiko音楽を聴いている時の自分は完全にaikoである。 しかし日常で街を歩いている時は、かわいい女に自然と目がいく。かっこいい男は別に見ない。フィクションの中でだけ性別が逆転しているんだろうか。 『君に届け』は作品の仕組みとして、主人公の爽子にいちばん感情移入しやすいようにできていた。その心理がもっとも綿密に描かれているからだ。『君と100回目の恋』だとさらにあからさまで、あれは、坂口健太郎という存在にときめくために映画全体が設計されていたように思う。あの映画を観て坂口健太郎のほうに自然と感情移入する男がい

    フィクションを見る時だけ女になる男 - 真顔日記
    torounit
    torounit 2020/10/01
  • 竹書房退職エントリ|竹村響 Hibiki Takemura

    2000年、バブルがはじけ切って就職氷河期が始まった頃。 ぼくは大学生をやっていた。 就職協定というものがあって、学生は就職活動するのは4年生、関西では4回生と呼んだけど、になってからね、と言われていたのが突然、ぼくが3回生になった途端、はい今から就職活動です!と叫ばれて、何かその真似ごとみたいなのはしたけれど、そもそも求人は少ないし、その少ない求人の中でたいしてやる気のない学生を採用するような会社はもちろんないし、結果ぼくはスムーズにニートになることに。 しかし、大学卒業直後のニートとは大学時代のゴロゴロした生活から大学を抜いたものでしかなくて、ぼくの大学生活とは漫画麻雀とバンドとバイトと単位でできていたから、バンドもバイトも辞めたぼくは、仕事もないんだからバイトは続けろよとはすごく思うのだけれど上手いことできているのかどうか卒業を控えて家族経営だったバイト先が家族ごと夜逃げして潰

    竹書房退職エントリ|竹村響 Hibiki Takemura
    torounit
    torounit 2020/10/01