トップニュース手足を切断され、失明させられた子どもたちが、その姿を「売り」として物乞いさせられているという事実【レンタルチャイルド】 『レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち』(石井光太/新潮社) なんだろう、このもやもやとした感じは。 発展途上国を旅していると、感情に激しく揺り動かされた挙句にそんなことを思うときがある。その原因は、道で目にする物乞いたちだ。私が初めて物乞いを自分の目で見たとき、かわいそうという同情と、想像を絶する目の前の現実に恐怖を感じた。ポケットから少しばかりのお金や文具、お菓子などを手渡し、少しでも助けになっただろうかとホッと胸をなでおろす。しかし、その直後に、「私にも」と、何倍にも増えた乞う手を、恐怖のあまり思わず振り払ってしまった自分に嫌悪感を抱いたりする。 旅行者の中には、恵みを乞うその手に思わずお金を渡してしまう人、あまりの不幸な境遇に目を伏せてしま
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