証券取引法違反罪に問われた村上氏は「ほとんど証拠らしい証拠は出てこなかったじゃないですか」と、検察に主張した。一方の検察は、ライブドアがニッポン放送の株を大量取得が確実になったことで「確信犯」だと指摘する。果たして、インサイダー取引の境界線はどこにあるのか。 村上インサイダー裁判のポイントを整理した第1回。村上ファンドが目指したもの、そして村上氏が嘘をついた理由を追った第2回に引き続き、検察側との攻防のほか、堀江氏との企みなどに迫る。 →第1回・村上ファンドが行ったのは、本当にインサイダー取引だったのか? →第2回・嘘つき村上が嘘をついた理由 →最終回・踊らされた堀江、黒幕だった村上 堀江氏と村上氏の付き合い 最初は会食で知り合った。仕事の話はあまりせず、ライブドアの堀江貴文氏が「時空を曲げる」という表現を使って繰り出すいろんな話は、聞いていて楽しかった、と村上世彰氏は供述している。 堀江
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