文部科学省は22日、都道府県が21日採取した水道水の検査で、放射性物質のヨウ素とセシウムが茨城、栃木などで、ヨウ素が埼玉、千葉などで検出されたと発表した。20日の採取分と比べ、茨城、栃木で両物質が増加。文科省は「雨が降ったのが一因」とした。 水1キロ当たりの量はヨウ素が茨城58ベクレル、栃木13ベクレル、東京5・3ベクレルなど。セシウムは茨城18ベクレル、栃木6ベクレルなど。国の摂取制限基準はヨウ素300ベクレル、セシウム200ベクレル。福島県は22日午前11時の独自採取で、19ベクレルのヨウ素を検出しており、検出は計9都県。 文科省は21日朝から24時間に採取した雨やほこりなど降下物の検査で、前回分と比べ、降雨地域で増え、東京でヨウ素が約11倍、セシウムが約9倍に。静岡では初めて確認された。1平方キロ当たりの量はヨウ素が茨城8万5千メガベクレル(1メガベクレルは100万ベクレル)、東京3