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  • 鶴橋周辺の仁徳天皇と渡来人の痕跡 - ミトラのブログ 秘境と異世界

    仁徳天皇が作ったコリアタウン 大坂生野区の鶴橋は西暦400年頃までには渡来人居住地になっていて、猪飼野と呼ばれていました。 日書紀によると仁徳天皇14年11月に、『猪甘津(いかいのつ)に橋わたす』と記されています。 仁徳天皇は西暦420年代崩御したが、渡来人を大阪に連れてきて労働者として大阪湾埋め立てなどに使役したとされる。 それだけではなく渡来人の居住地や住居にも気を配り、自ら渡来人居住地を視察したほどだったという。 当時の大阪湾は海が土砂で埋まりつつあり、海岸線は中央区あたりにあり、沖には百済洲と新羅洲があった。 百済洲は百済人居住地の島で現在の浪速区とほぼ等しく、新羅洲は新羅人居住地の島で現在の西区と中央区の一部にあたる。 新羅洲と百済洲から近い中央区から大阪城にかけてが高台で、生野区は入江になっていました。 生野区の鶴橋は当時猪飼野と呼ばれていて、半島人が猪を飼育して肉をべてい

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    torus1 2020/01/20
  • 十津川村滝川の傾斜集落 - ミトラのブログ 秘境と異世界

    滝川沿いの小集落 奈良県十津川村は十津川支流や周辺の山々に広がり日一面積が広い村で知られている。 十津川の中ほどに風屋ダムがあり、東に滝川という支流が伸びていて、源流は釈迦ヶ岳などに繋がっている。 その辺りまで行くのは釣り人と登山家くらいだが、滝川沿いの道は3つの集落が存在している。 下流から滝川集落、内原集落、奥里集落で3つとも斜面に建物が並ぶ傾斜集落になっている。 ここには2019年9月にも来たことがあるが、台風の合間で曇っていた上に雨が降り出して大急ぎで回りました。 今回は冬だったので十津川村まで行く予定はなかったが、天気予報を見たら十津川村だけが晴れ予報でした。 十津川村は周囲を山に囲まれているので、雨雲は周辺の山に降ってしまい中心部は晴れやすいのかも知れません。 晴れたと言っても気温は平野部より低く、この日も朝は気温0度で4度以上あった大阪市内よりかなり寒かった。 大滝集落は大

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    torus1 2020/01/10
  • 葛城市の笛吹神社に日露戦争の大砲があった - ミトラのブログ 秘境と異世界

    葛木坐火雷神社[笛吹神社] 葛城市の笛吹神社は葛木坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづちじんじゃ)という長い名前で例によって創建年は不明です。 不明な神社の多くは文字が使われ出した西暦600年台以前で、神社形式になる前から在ったと考えられる。 神社が今の形になったのは仏教伝来で仏教の影響を受けてからで、定型化され神が組織化され立派な拝殿などができた。 そうなる前は山や石など自然物への信仰が強く、今も山の神として山岳地帯で祭られているのに近い。 神社は最初移動式で祭りの儀式のときだけ鳥居を建てて供物をし、せいぜい小さな祠があった程度と考えられる。 西暦600年代から続々と立派な神社が建てられ、仏教寺院と勢力を競うように拡大していった。 弥生時代の遺跡には宗教儀式を行ったらしい広場や、宗教建築物があったと考えられている。 これらが神社とどう結びつくかは分かっていないが、神に供物を捧げる祭祀場

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    torus1 2019/12/04
  • 神社は神が「中から外を」見るもの - ミトラのブログ 秘境と異世界

    神社は神が人間どもを眺める「神目線」でつくられている 神社は人間のための施設ではない 神社に行くときほとんどの人は鳥居がある入口から入って拝殿に行き、境内を散歩して出ていくと思います。 ところがこれは人間から見た見方で、神社はそもそも人間のための施設ではありません。 神社の役割はまず魔物を封じる事で、次は神が一時滞在するために作られました。 記録にある最初の神社は伊勢神宮で、天照が心霊を込めて子孫に授けた八咫鏡(やたのかがみ)が祭られている。 第10代崇神天皇のときに疫病が蔓延し、天照大御神と倭大国魂神の祟りであるとして宮外に移した。 各地を転々とした末に伊勢神宮近くに安置され、伊勢神宮をつくって鏡を祭った。 アマテラスの霊力があまりに強すぎて疫病が蔓延したので、遠くに封じ込めた場所が伊勢神宮だったという伝承です。 もう一つの神社の役割は神が天から降りてきて一時滞在する場所で、神のためのホ

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    torus1 2019/07/27
  • 奈良県川上村の瀬戸地区と、神武天皇が通った井光 - ミトラのブログ 秘境と異世界

    中奥川の瀬戸地区 前回は奈良県川上村の吉野川支流、中奥川に沿って遡り、中奥地区まで来ました。 中奥川のもう少し下流にあった昭和っぽい団地の名前が「瀬戸団地」で、中奥地区の奥地のほうを瀬戸地区と言います。 瀬戸地区という看板があっただけで人が住んでいる民家は一軒もなく、完全に消滅した集落です。 瀬戸地区の看板を過ぎたあたりに短い隧道があり、岩を手彫りでくり抜いただけの姿をしています。 コンクリや鉄骨などの補強は一切ない珍しい隧道なので、トンネルマニアには良いかも知れません。 中奥川沿いの隧道より先は何軒か民家が存在するものの廃屋で、時々開いた空間があるのは家が建っていたのを示している。 昭和50年頃に瀬戸地区の20軒ほどの民家がそっくり下流の瀬戸団地に集団移転してきました。 移転理由は瀬戸小学校の廃校によるもので、驚くべきことに中奥川の奥に小学校が存在した。 文章や写真ではピンと来ないが、今

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    torus1 2019/07/05
  • 千日前以外の大阪処刑場、大阪ドームの南側に存在した - ミトラのブログ 秘境と異世界

    大阪ドームは左上の赤色辺り、左下が難波島で、その右が月正島 http://blog-imgs-41.fc2.com/a/t/a/atamatote/nanmashima_03.jpgより引用 大阪ドーム周辺が奉行所と処刑場だった 江戸時代に大阪最大の刑場だった千日前刑場については、かなり前に行って書きました。 それから時が流れて大阪には千日前以外にも複数の刑場が存在していたのを知りました。 ひとつは「難波島」という島に在り、現在の大阪ドームから徒歩15分くらい南側にあります。 大阪ドームの東側は木津川という川になっているが、川の十字路のようになっていて、江戸時代はもっと入り組んでいました。 江戸時代にはドームから500mほど南には木津川の両側に、西に難波島、東に月正島という中洲がありました。 木津川の西側は今の大正区ですが、当時は陸地とつながっていない状態で、船でしか行けませんでした。 大

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    torus1 2019/06/15
  • 千年以上前からある大阪遺産 四天王寺、住吉大社、今宮神社 - ミトラのブログ 秘境と異世界

    大阪で最古のものは住吉大神、西暦400年前後(伝承では211年)に神功皇后が創建 写真は平成31年正月 千年以上前の大阪の姿 京都奈良大坂のうち、奈良には古い遺跡や古墳が非常に多く、千年は経っていないと「最近」という感じがします。 一方京都は西暦790年頃に奈良から都が移ってきたが、当時のものはほとんど現存せず、千年以上前のものは少ない。 遷都によって奈良は田舎になり放置されることで保存されたが、京都はその後開発され尽くし、跡形もなくなった。 大坂は千年以上前は市内の大半が海で、その後埋め立てられたので、やはり古いものは少ない。 大坂の古地図と照合すると、千年前に今と同じ場所に存在したのは、市内では四天王寺、住吉大社、今宮牛頭天くらいです。 加えて難波宮跡と仁徳天皇陵がかろうじて往時と同じ場所に存在する。 他は仁徳天皇の宮殿や以前の天皇の御所すら場所が分からなくなっていて、神社や寺のほとん

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    torus1 2019/05/03
  • 京都で春の銀閣寺に行き、苔や桜を見る - ミトラのブログ 秘境と異世界

    哲学の道から銀閣寺へ 前回は京都の蹴上インクラインで桜を見ましたが、その後銀閣寺に向かいました。 銀閣寺は現在は東山慈照寺の一部になっていて、有名な建物や庭園はその中にあります。 銀閣寺町に入ると観光バスや自動車の渋滞ができていて、脇道をすり抜けて出た場所にあった駐車場に入りました。 周辺に無料でバイクを止める場所がありそうになかったのだが、バイクの駐車料金「2時間400円」には驚きました。 厳密に2時間ではないらしいが看板には「2時間以上の駐車はご遠慮ください」と書かれている。 金閣寺は確か1時間100円ほどで天龍寺は無料、法隆寺は一日100円だったので400円は過去最高料金でしかも2時間まで。 銀閣寺の庭園に入るには500円の入場料が必要なので合わせて900円、御朱印とかももちろん有料です。 銀閣寺前の桜並木や小川が流れている哲学の道は無料ですが、桜満開だったので平日なのにかなりの人出

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    torus1 2019/04/25
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