自分の親や家族が「認知症」になってしまった場合、初めて自分が「介護者」という立場となり、今までに経験したことのないような状態に陥ります。 肉体的・経済的な面でもそうですが、精神的な面でも、認知症介護は社会問題となっています。 親や家族が認知症と診断され、その介護をする家族の心境の変化を「4つの心理的ステップ」として考案されたのが「川崎幸クリニック院長・杉山孝博先生」です。 今回はその「認知症介護における家族がたどる4つの心理的ステップ」をご紹介したいと思います。 第1ステップ「とまどい」「否定」 自分を育ててくれた親が認知症になってしまったら誰でも「とまどい」ます。 「あんなにしっかりしてた人なのに何故…」 「こんなことをするような人じゃなかったのに…」 「今まで長い間一緒に生活してきたのに考えられない」 という思いが強くなります。 そしてその現状を「否定」したくなります。 「これは何かの
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