月刊愛石10月号 動物縁起の石月刊「愛石」誌の令和元年10月号に、紋様石の偶偶絵石のなかで「動物縁起」の石についてまとめたものを載せていただきました。 卯石、石馬、亀石と亀の尾、猪石、石牛。 【偶偶絵石】 新潟県糸魚川市の田海川河口付近の海岸で拾い集めた”紋様石”。 水洗いだけで描いても、削っても、磨いてもいない自然石です。 2300年前の老子の言葉「無爲而無不爲」(為(な)す無くしてしかも為さざる無し)・・「何もしない。けれども、なされていないことは何もない」。138億年前のビッグバンで宇宙が始まり、放たれた物質が離散集合を繰り返して46億年前に地球が生まれ、地中でうねるマグマは今も大地を揺るがし続けています。つまり、目の前に広がる大きな海や、背後にそびえる高い山、そして私が拾い上げた小さな石も、ただそのままで ”宇宙の道理(物理的道理、科学的道理)を内包し具現しているもの” ということ