今回は極楽蜻蛉(ごくらくとんぼ)です。 非常にのんびり、気軽に構えている人にあざけりの気持ちを込めていう言葉です。 簡単な言葉だけど「蜻蛉(とんぼ)」は平仮名で覚えてた。 まあ、書けないから恥ってほどでもないでしょ。 でも、何でトンボなの?ちょっと可哀そうじゃないの。 トンビ、というのもあるそうですよ。 へー、なんか、名前の音の感じ? 飛ぶ姿がのんびりしている感じだからとも言われています。 飛んでる時点で結構すごいだろ、って思う。 確かに。
今回は安定大陸(あんていたいりく)です。 先カンブリア時代に造山活動を受けて以来造山活動を広範囲で緩やかにしか受けていない安定している地域です。地震や火山活動がほとんどありません。 先カンブリア時代、っていつ? 地球の地殻が出来てから5億7500万年前までです。 地殻って何だっけ? 地球の表面からモホロビチッチ不連続面までです。 モホロビチッチ不連続面って? モホ面とも言います。表面から地殻とマントルの境目までです。 とにかく安定してるんだね。 安定陸塊(あんていりくかい)とも言います。 ローレンシア楯状地(北アメリカ)、ゴンドワナ大陸(アフリカ、アラビア、インド、オーストラリア、南アメリカ)、中国陸塊、シベリア卓状地、バルト楯状地などが主な分布地域です。
今回は法的整理(ほうてきせいり)です。 法的な手続きに従って裁判所の管轄で行う債権債務を処理することです。 法的じゃない整理もあるの? 私的整理というのもあります。 何が違うの? 「法的整理(ほうてきせいり)」は、手続きが面倒ですが、法で債権者を縛れます。 しかし「倒産企業」であるということが明確になってしまいます。 「私的整理」は債権者と話し合って柔軟に話が進められますが、法律的に守られません。債権者と合意しなければなりません。 なるほどね。「法的整理(ほうてきせいり)」なら法律に守られながら整理できるんだ。 そして「法的整理(ほうてきせいり)」「私的整理」共に「清算」の方向と「再建」の方向があります。 なるほどね。
今回は射石飲羽(しゃせきいんう)です。 人は本当に集中して頑張ると素晴らしい力が出る、ということ、です。 羽を飲んじゃってる感じ? そうではないです、石を射て、矢が石に深く刺さってる、ということです。 ああ、石が矢を飲み込んでるのね。弓矢のお尻に羽が付いてるもんね。 ある人物が、虎を見かけたので弓矢で射たら、当たったと思い見に行ってみたら、弓矢が石に刺さってた、という話が元になっています。 え? じゃあ、虎に当たってないから、虎が元気でいるんじゃないの?見に行っちゃ危ないね。 実は、かえるさんもそう思います、この話おかしいですよね。 弓矢も外れてるしさ、大したことないよ。 まあ、石に弓矢が刺さったのはすごいですよね。 本当に石なの?泥の塊だったりして。 それは有り得ますね。 話の出典は「呂氏春秋」です。 ただ「射石飲羽(しゃせきいんう)」とは出ていません。 「韓詩外伝」も良く出典になってま
今回は白玉樓中(はくぎょくろうちゅう)です。 文人や、書家などがお亡くなりになることです。 白玉(しらたま)食べたい。 白玉樓(はくぎょくろう)は天界にある建築物です。 李賀(りが)と言う詩人が亡くなりそうになった時に、天から来た人が天の帝が白玉樓(はくぎょくろう)を作ったので、君に記を書かせようとしている。と言われてすぐに李賀が亡くなったのです。 それで文人が亡くなることを、白玉樓中(はくぎょくろうちゅう)の人になる。などと言うようになったのです。 へー、天から来た人は死神かしら。 まあ、結局、李賀は死んじゃいましたからね。そう言われても仕方ないのですが。 殺されちゃったみたいじゃないの、やだね。 出典は「唐詩紀事」でした。
今回は四鳥之別(しちょうのべつ)です。 親子の悲しい別れのことです。 親子の別れは悲しいね。 でも「四鳥」って? 「孔子家語」のこうあります。 桓山之鳥、生四子焉。羽翼既成、将分于四海。其母悲鳴而送之、哀声有似於此。謂其往而不返。 なるほど。全然判らないけど。 桓山の鳥に4匹のヒナを生む鳥がいて、そのヒナが育つと海の果てに飛んでいきます、その別れが最後の別れ、と判るので親鳥はとても悲しい声で鳴くのです。 じゃあ、行かなきゃいいじゃん。 そして、この話は「孔子家語」に載っているエピソードで、悲しむ大きな声を聞いた孔子が、何事かと弟子の顔回に聞いたら、夫が無くなって子を売りに出す悲しむ母親の声だ、と言いました、その声が先ほどの鳥の親子の声に似ている、と言った話です。 そりゃ、悲しいね。 出典は「孔子家語」でした。
今回は射将先馬(しゃしょうせんば)です。 有名な「将を射んと欲せばまず馬から射よ」という言葉を四字熟語にしたものです。目的を果たすにはそのよりどころとなるものから攻略せよ、ということです。 馬はいい迷惑ですな、可哀そう。 言葉の出典は杜甫(とほ)の詩です。兵士の心得を言った詩です。 詩では 射人先射馬 とあります。 モノの例えじゃなくて本当に馬を射ちゃえ、って詩なんだ。 馬の方がよけるのが下手そうですもんね。 そこから、目的を達するにはそのよりどころを攻略しろ、的な意味が強まって使われてるんだね。 そういうことです。 出典は杜甫の詩「前出塞」でした。
今回は三階九級(さんがいくきゅう)です。 朝廷から与えられるお坊さんの官位「僧官」のランク分けです。 お坊さんってそんなにランクあるの?平等じゃないんだね。 縦社会ですよ。 三階は? 僧正(そうじょう)、僧都(そうず)、律師(りっし)です。 あー、聞いたことあるな。 九級は? 大僧正(だいそうじょう)、僧正、権僧正(ごんのそうじょう)、大僧都(だいそうず)、権大僧都(ごんのだいそうず)、少僧都(しょうそうず)、権少僧都(ごんのしょうそうず)、律師、権律師(ごんのりっし)です。 大律師はいないの? います。 じゃあ、9じゃないじゃん。 ちょこちょこ増えたりするけど名称はそのまま残ったんですよ。 それにしても、結構ランクあるね。 ほら、何て言うか、たまに昇進させないと的な、とりあえず的な肩書もありますから。 今も昔も変わらないね。 お坊さんはランクとか興味ないんじゃないの? そりゃ、お坊さんも
今回は価値連鎖(かちれんさ)です。 企業活動を機能別(資材調達、製造、販売など)にとらえ競争力強化を目指す方法です。「バリューチェーン」と言います。 何が判るの? 自分の企業の強みと弱みが判るので、どこを強化するか、どこを外注にするかなどが判ります。 良いものを作ってもダメなの? やっぱり、知られてなければダメですよね。 あ、そういうことか。部門ごとの存在意義や強弱が判るんだ。 価値連鎖(かちれんさ:バリューチェーン)は企業の価値を最適化するために基本活動を情報化によって繋ぐことです。 出典はマイケルポーターの「競争優位の戦略」でした。 「バリューチェーン」の出典ね。 そうです。
今回は聯袂辞職(れんべいじしょく)です。 大勢の人が抗議のために一斉に辞めることです。「聯(れん)」は「連」とも書きます。 あー、急におせんべい食べたくなった。ずっと食べてないから。 「べい」だけで、ですか? 急に思い出したから、すごく食べたい。 ところで「聯袂(れんべい)」ってあんまり使わないよね。 複数の人が「たもと」を連ねることです。 「たもと」って「分かつ」以外にも使えるんだ。 「たもと」は、元は「てもと」だったようです。着物の袖の下の部分を「たもと」と言います。 ふもとや、そばの辺りも「たもと」と言いますね。 たもとを連ねて、やめるから「聯袂辞職(れんべいじしょく)」なのね。 そういうことです。
今回は堤耳面命(ていじめんめい)です。 理解できるように、ていねいに教えることです。 へー。 「堤耳(ていじ)」は耳をひっぱって「面命(めんめい)」は、顔を近づけて、ということです。 なんか、かえって判りにくい気がするけど。 だって耳引っ張られたら、説明を聞くどころじゃないでしょ。 顔が近すぎるのも、イヤだよね。 まあ、現実にやったらダメですけど、イメージですから。 出典は「詩経」なのですが、匪面命之、言堤其耳 とあります。 ということで、「耳堤面命」などと書くこともあります。 へー。 出典は「詩経」でした。
今回は節哀順変(せつあいじゅんぺん)です。 悲しむ時は、節度をもって悲しみ、和らぐのを待つのが良い、という意味です。 え!?どういうこと? 悲しい時は悲しみ過ぎて体調を壊したりしてしまうので、節度をもって、悲しみ過ぎないよう気持ちを落ち着けて、時間が癒してくれるのを待ちましょう、ってことです。 中国では、お悔やみなどの時に言う言葉です。 あ!そんな深刻な悲しみか、なるほど。 節度をもって悲しむか、難しいな。 でも、様々な感情について言えることですよね、特に「怒り」とか。 なるほど、そうかもね。節度を持つ、か大切かもね。 負の感情は、時にゆだねるのが一番良いかもしれないですね。 出典は「礼記」でした。
今回は発縦指示(はっしょうしじ)です。 戦闘などで指揮をすること、または指揮をする人のことです。 「発(はつ)」は判る、発する感じね。 「縦(たて)」? の「指示」? 「縦」が判らないよ。 「縦」恣、ほしいまま、という意味もあります。 中国の資料だと「發踪指示」「發蹤指示」って調べたら出て来ます。 なんか違くない? 意味は同じです。 「発縦指示(はっしょうしじ)」で何で指揮官なの? 狩りの時の猟犬と人間のイメージで、指示をするのは人間でしょ、猟犬は従う感じです。 指揮官の指示に兵隊さんは従う感じだからか。 だから、戦う人より指揮官が重要だ、と漢を作った劉邦(りゅうほう)が言ったのがこの言葉の故事です。 ふーん。 出典は「史記」でした。
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