ブックマーク / number.bunshun.jp (272)

  • 福西崇史が語る、G大阪の強さ。「能力だけの問題じゃない」(福西崇史)

    日本代表ランチサッカーの現在を赤裸々に語る メルマガ「福西崇史の『考えるサッカー』」、 最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします! <目次> 【1】《福西さんと茂野のキックオフ前? 雑談》 ~ 埼スタ最終節は、とても寒かった…… ~ 【2】《Jリーグ2014、総集編》 G大阪、歓喜の3冠獲得!(1) ~ 天皇杯決勝でも発揮した“今のガンバらしさ” ~ ADVERTISEMENT 【3】《Jリーグ2014、総集編》 G大阪、歓喜の3冠獲得!(2) ~ 宇佐美&パトリックの威力と、チーム全体の落ち着き ~ 【4】《Jリーグ2014、総集編》 G大阪、歓喜の3冠獲得!(3) ~ 浦和の苦闘、「当に強いチーム」はあったか? ~ 【5】《アディショナルトーク!》 終了間際の反省会&次号予告 ~ プレゼント企画、やりたいと思います! ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    福西崇史が語る、G大阪の強さ。「能力だけの問題じゃない」(福西崇史)
  • オシムが語るバロンドール。「もう決着はついているだろう」(イビチャ・オシム)

    日本代表監督のカリスマがサッカーの現在を深く洞察する メルマガ「イビチャ・オシムの『オシム問答』」。 最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします! ▼Lesson.89 目次 【1】 〈今週の「オシム問答」〉 「メッシとロナウド以外の選手を評価するのも必要だが……」 【2】 〈オシムとの対話〉 「日人は厳しい時間が続くと、責任感、緊張感を維持できない」 ADVERTISEMENT 【3】 〈ゆるゆる取材日記レロレロ〉 <11月28日~12月7日> 【4】 〈「オシムの教え」〉 「2度のナビスコ杯優勝は、それだけですでにプラスアルファだ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 〈オシムとの対話〉 「日人は厳しい時間が続くと、責任感、緊張感を維持できない」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――それ

    オシムが語るバロンドール。「もう決着はついているだろう」(イビチャ・オシム)
  • ヴァンフォーレ甲府はなぜ蘇ったのか。城福が3バックに込めた「知」と「熱」。(田邊雅之)

    「我々は絶対J1に残るべきチームであり15位で終わるべきチームではないと常にそういう心構えを持っている」と語る城福。専用練習場とクラブハウスも完成し、J1定着への道を確実にしつつある。 ヴァンフォーレ甲府が、脚光を浴びている。 7月31日のJリーグ第18節、ベガルタ仙台戦を終えた時点で3勝10敗5分け。5月11日、清水エスパルス戦に敗れた後は泥沼の8連敗を喫するなど、順位は一時期、J2降格圏の16位まで落ちていた。 ところが8月3日、セレッソ大阪に1-0で競り勝ったのを境に、チームは復調し始める。現在の順位こそ15位と一つ上がっただけだが、10月5日の横浜F・マリノス戦までの10試合を4勝2敗4分けで乗り切るなど、一気に息を吹き返してきた。 しかもこの間、サンフレッチェ広島に2-0、鹿島アントラーズには3-0と完勝。浦和レッズや横浜F・マリノス相手にも引き分けに持ち込み、ファンや関係者を驚

    ヴァンフォーレ甲府はなぜ蘇ったのか。城福が3バックに込めた「知」と「熱」。(田邊雅之)
  • ワールドシリーズ、戦力を徹底比較。上原浩治の右腕に世界一がかかる! (生島淳)

    ワールドシリーズに臨むにあたり「ここまできたら特別なことを考えるのではなく、やるしかない。気持ちで負けることなく、やっていきたい」とコメントした上原。 上原浩治がリーグ・チャンピオンシップ・シリーズでMVPを獲得したことで、レッドソックスとカージナルスのワールドシリーズに日でも大いに注目が集まっている。 もう、シリーズが始まる木曜の朝(日時間)が待ちきれない。 ただ待っていても仕方がないので、両軍の戦力分析をしてその日を待っているのだが、当に戦力が整ったチーム同士の対戦という印象だ。 ADVERTISEMENT 具体的にどんな「キャラクター」を持ったチームなのか、見ていくことにしよう。 今季のレッドソックスは圧倒的な打撃力が魅力! “From the Worst to the First” 最下位からトップへ。 この言葉が今季のレッドソックスを端的に表している。 戦力がそれなりに入れ

    ワールドシリーズ、戦力を徹底比較。上原浩治の右腕に世界一がかかる! (生島淳)
  • 清武弘嗣が本田圭佑の言葉で変身。トップ下で生き残る意外な方法とは?(佐藤俊)

    セルビア戦後には「『僕が動いたら誰かが空くし、誰かが動いたら僕が空く』という感じで、15分間悪くなかったと思う。あとは結果が欲しい」とプレーの手応えを語っていた清武。 セルビア戦、ベラルーシ戦が終わった後の10月19日。清武弘嗣はブンデスリーガのフランクフルト戦にスタメン出場を果たした。 ここまでチームは、3敗5分けで勝ち星なし。前節後には清武を評価していた監督が解任されるなど、チーム状況は悪化の一途を辿っていた。それゆえ「早く1勝を」と意気込んで挑んだ試合だったが、1-1のドローに終わった。 「今日は守備的に入ったし、リードされた展開だったんで引き分けて良かったです。当は、点取られた後ぐらいの勢いを最初から出してやれればいいんですけどね。追いついた後、ひっくり返すチャンスもありましたけど、そこが出来ないのが今の順位(16位)にいる原因かなって思います」 ADVERTISEMENT 清武

    清武弘嗣が本田圭佑の言葉で変身。トップ下で生き残る意外な方法とは?(佐藤俊)
  • 100点が1球団、60点以下は7球団。各球団の2013年ドラフトを完全採点! (小関順二)

    星野仙一監督は「攻めていくところがいい。私の好きな選手です」と最大限の賛辞。松井自身は「今シーズン、パ・リーグを優勝されているチームなので、当に強いチームに選んでもらえて当に光栄です」とコメントした。 有力候補選手の下位指名、その逆に無名選手の上位指名など、今回のドラフトも悲喜こもごもの人生模様を映し出した。 即戦力候補ナンバーワン・吉田一将(JR東日・投手)への入札がオリックス1球団だけというのは予想外で、さらに超高校級左腕・松井裕樹(桐光学園・投手)への入札が最多の5球団になったのも私としては予想外だった。 松井の1番人気は予想できたが、重複した場合には抽選(くじ引き)のリスクが発生する。1位候補の中でも当に欲しい選手がAランク、その次に欲しい選手がBランク、それ以外がCランク、くらいのざっくりしたランク付けがあり、松井はAランク筆頭の選手。 ADVERTISEMENT くじ引

    100点が1球団、60点以下は7球団。各球団の2013年ドラフトを完全採点! (小関順二)
  • 「あきらめない男」古木克明が、ついに辿りついた野球人生の境地。(村瀬秀信)

    JR阿佐ケ谷駅前でポーズをとる古木。1カ月以上もプレーしていないとは思えないほどの、黒く精悍な身体つきだ。 かつてのライバルが放った最後の打球がレフトスタンドに吸い込まれた瞬間、古木克明は自然と立ち上がり、ガッツポーズを作っていた。 10月8日、ベイスターズ拠地最終戦。現役生活最後の打席で小池正晃が見せたホームラン。その「最後の打席」を見届ける為だけに、訪れた約1年ぶりのスタジアム。 小池とは1998年ドラフト1位と6位。“松坂世代”の同期であり、ポジションを競いあったライバルだった。堅実な守備と小技が巧みな打撃等、古木にないものを兼ね備えたスタイルで'05年にレギュラーに定着し、その後も大きな壁となり続けた小池の力は、古木が最も知っていたと言っても過言ではない。 ADVERTISEMENT 「自分の持ち味はバント」 と最後まで言い続け、チームの為に自らを犠牲にしてきた小池が、プロ野球選

    「あきらめない男」古木克明が、ついに辿りついた野球人生の境地。(村瀬秀信)
  • 10年後にしか分からないことがある。'03年ドラフトの成否を、今振り返る。(小関順二)

    2003年のドラフトからちょうど10年がたち、当時の指名選手の「成功・不成功」がとりあえず明らかになった。以下、成功選手の顔ぶれを見ていこう。 [註]成功選手の目安は、打者は通算500安打、投手は通算50勝、300試合登板(1セーブは0.5勝) 2003年ドラフトの成功選手。 日ハム ……自由枠・糸井嘉男(投手→外野手・オリックス移籍)、 4巡・押健彦(投手・ヤクルト移籍) ヤクルト……4巡・青木宣親(外野手・ブルワーズ移籍) ロッテ………1巡・内竜也(投手)、6巡・成瀬善久(投手) 巨人…………自由枠・内海哲也(投手)、2巡・西村健太朗(投手) 近鉄…………自由枠・香月良太(投手・巨人移籍) 西武…………7巡・G.G.佐藤(捕手・ロッテ移籍) 阪神…………自由枠・鳥谷敬(内野手) ダイエー……自由枠・馬原孝浩(投手・オリックス移籍) ADVERTISEMENT 3年ぶりに抽選がない無

    10年後にしか分からないことがある。'03年ドラフトの成否を、今振り返る。(小関順二)
  • 馬券を買わなくても楽しい、“伝説の競馬コラム”。~寺山修司・著『競馬場で逢おう』~(馬立勝)

    競馬場や野球場の記者席で並んで取材したこともあるから「寺山さん」と呼ばせてもらう。書は寺山さんが報知新聞に連載した馬券予想コラムのエッセンス。読み捨てが決まりの予想記事がになるとは異例だが、競馬ファンはもちろん馬券を買わない人たちまでもが話題にした名物コラムだ。寺山さんには長文の競馬エッセイを集めた『馬敗れて草原あり』(新書館)などがあるけれど、こちらの短文の方が断然面白い。 予想記事はレース展開、出走馬の戦歴、騎手、馬場状態等のデータを入れて書くのが定型だから、記者が書こうが有名作家が書こうが似たようなものだ。それが寺山さんの手にかかると、ある時は別れた女と同じ誕生日の馬を勧め、ある時は馬名の語呂合わせ、ある時は騎手を論じ、ある時は干支占い……と、楽しい読み物になった。スシ屋の政、トルコの桃ちゃん、バーテンの万田の登場人物たちの競馬談義で予想馬券が決まる趣向と語り口の絶妙さ。 こちら

    馬券を買わなくても楽しい、“伝説の競馬コラム”。~寺山修司・著『競馬場で逢おう』~(馬立勝)
  • 上原浩治の“出来すぎた”1年間。38歳の男を支える、等身大の反骨心。(菊地慶剛)

    11月2日に行なわれた優勝パレードでファンの声援に応える上原浩治。今シーズンはSNSなどを通じて、ファンとの交流を図ってきた。 レッドソックスの上原浩治投手。 彼の今シーズンを振り返ると、人が表現しているように“出来過ぎ”という言葉が最も適しているのだろう。 地区優勝、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズの常に大事な局面で登板し、試合を決める最後の打者を空振り三振で締めくくる。如何に有能な脚家でも書けないような、あまりに出来すぎたクローザー夢物語のシナリオを体現してしまったのだ。 ADVERTISEMENT すでに報道されているように、シーズン途中から4人目(正確には4人目で5番目)のクローザーに指名されて以降、圧倒的な投球とともに、日米で“時の人”となった。 ただ、上原のチームでの存在感はシーズン開幕当初から眩いばかりの光を放っていた。 「コウジがMVPを受賞しても

    上原浩治の“出来すぎた”1年間。38歳の男を支える、等身大の反骨心。(菊地慶剛)
  • 「もういいです、悲劇のヒーローは」斉藤和巳が引退を決めた、“0と1”。(中村計)

    2006年のプレーオフ、王貞治は闘病でベンチにはいなかった。「監督の待つ福岡に戻ろう」というのがチームの合言葉だった。 インタビューは午後、練習終了後とのことだった。 リハビリ組が練習している福岡市・西戸崎の室内練習場は、アクセスが悪い。その日、朝イチで動き始めても東京からだと到着は昼前後になりそうだった。そのため、広報担当者に昼過ぎにうかがうと伝えると、練習前にきてくれないかと頼まれた。斉藤和巳はそういうことを嫌がるから、と。 つまり、こちらの都合のいい時間に行き、インタビューだけしてさっさと帰るというような取材の仕方は斉藤が不愉快に感じるということだ。 昨年3月――。2008年以降、実戦登板から遠ざかり、斉藤のリハビリ生活もすでに5年目に入っていた。あれだけの投手が、投げられなくなった。今、どんな思いでいるのか。それを聞きたかった。 広報の申し出によって、前泊を余儀なくされた。しかし今

    「もういいです、悲劇のヒーローは」斉藤和巳が引退を決めた、“0と1”。(中村計)
  • ママとして五輪を目指す、岡崎朋美の「正念場」。~42歳、6度目の切符をつかめるか~(矢内由美子)

    出産後初の五輪出場を目指すスピードスケートの岡崎朋美(富士急)が、正念場に立たされながら必死にもがいている。 ソチ五輪シーズンの幕開けとなった10月の全日距離別選手権では女子500mで6位に沈み、5位以内に与えられるシーズン前半のW杯出場権を逃してしまった。W杯で世界の強豪と渡り合いながら調整を進めるというプランが崩れたショックは大きかったが、すぐに気持ちを切り替えたのはさすがだ。 「こういう結果になってしまったので、また一からやり直します」と顔を上げ、現在は国内レースを転戦しながら練習に励んでいる。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 639文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。 有料会員登録 有料会員ログ

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  • 全ての痛みに終わりはあるのか?~長谷川晶一・著『夏を赦す』~(幅允孝)

    元日ハムファイターズの岩勉投手は、どこかで後ろめたい気持ちを抱えながらマウンドに立っていた。陽気な笑顔と「まいどっ!」でお馴染みの威勢よい大声。燃え立つエネルギーを充満させ、マウンドで躍動した岩は、記録よりも記憶に残る太陽のような投手だったはずだ。 だが彼は高校最後の夏の出来事を引きずったままプロのマウンドに立ち続けていたという。書は、そんな岩勉と高校時代のチームメイト、そして家族やスカウトマンたちの証言によってあぶり出される喪失と蘇生の物語だ。 平成元年の7月、岩たち阪南大高校野球部は不祥事で甲子園への道を断たれた。後輩である2年生の野球部員が暴力事件を起こしたのだ。多くの部員は野球を奪われ、彼らは涸れるまで涙を流す。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 251文字 NumberWeb有料会員(月

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  • プレーオフ届かずも、包まれた拍手。松本山雅が熱烈に愛される理由。(飯尾篤史)

    大逆転のJ1昇格プレーオフ進出まで、あと数分だった。 しかし、彼らの手の届かないところで、夢の扉は閉じられてしまった。 松山雅が愛媛FCを1-0で下そうとしていたまさにそのときだった、遠く離れた鳥取の地でジェフ千葉が同点に追いついたのは――。 結果を知らない人たちもたくさんいたのだろう、試合終了後、緑のサポーターがかたずを呑んで、場内アナウンスに耳を傾けていた。 「鳥取対千葉は2-2のドロー、長崎対徳島は1-0で徳島の勝利。札幌対北九州は0-0のドロー。以上の結果をもちまして、松山雅の最終順位は……7位になりました」 直後に漏れた「あぁー」という深い落胆の声。だが、スタジアムはすぐに拍手に包まれた。それは、松山雅が決して敗者ではないことを示すものだった。 “山雅劇場”を見たいと思っていた。が、なかなか機会を作れずにいるうちに、'13年のJ2も最終節を迎えてしまった。 松山雅の順位は

    プレーオフ届かずも、包まれた拍手。松本山雅が熱烈に愛される理由。(飯尾篤史)
  • 距離の壁を乗り越えて武豊が打ち立てた金字塔。~天才を象徴するGI通算100勝目~(片山良三)

    今春、3200mの天皇賞で2着と好走したトーセンラー(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、言うまでもなく2000m以上の中長距離路線においての一線級である。そしてもうひとつに、京都競馬場の外回りコースで最大級のパフォーマンスを発揮できるという特徴的な馬だ。 牡の古馬が挑戦できる京都外回りのGIは、天皇賞(春)とマイルチャンピオンシップの2つ。ちょうど2倍と極端に距離が違う両レースだが、藤原調教師はコース適性を重く見てマイル参戦を考えた。京都1800mでデビューし、以来距離を延ばしながら素質も伸ばしてきていた馬だけに、相談を受けた武豊騎手でさえ一瞬言葉に詰まる思いがしたそうだ。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 605文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb

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  • ブランド戦略で観客増のブンデス。ドルトムントに学ぶライト層獲得法。(木崎伸也)

    経営危機で失墜したブランドイメージを高めるため、マーケティング会社と契約し、生まれ変わったボルシア・ドルトムント。ゴール裏はいつも超満員だ。 「ドルトムントのイメージを特別なものにするために、統一されたコンセプトの下にキャンペーンを行なってきました」 ベネディクト・ショルツ(ドルトムントの新ビジネス部門責任者) どうしたらJリーグはライト層を取り込めるか? そのヒントになりそうな戦略が、ドイツのブンデスリーガにある。 この世界で最も平均観客数が多いサッカーリーグでは、最近、ある取り組みが流行している。それはマーケティング会社やデザイン会社と手を結んで、クラブの「ブランドイメージ」を高めること。男臭いイメージを払拭し、スタイリッシュなイメージを浸透させることで、より多くの人に関心を持ってもらおうという試みだ。 この先駆者となったのがドルトムントだ。 ドルトムント復活の陰に、マーケティング会社

    ブランド戦略で観客増のブンデス。ドルトムントに学ぶライト層獲得法。(木崎伸也)
  • “戦力外”ながさわたかひろが個展?「これは野球美術家のトライアウト」(村瀬秀信)

    12月、神楽坂。 美術家・ながさわたかひろは、3日からはじまる個展に向け夜通しで最後の準備作業に追われていた。 そこには今季の東京ヤクルトスワローズ144試合を描いた「ぬりえ」をメインに、ながさわが選ぶ一軍ベンチ入りメンバーをひとりひとり抜き出して描いたパネル。チーム全員の似顔絵にサインが入ったポスターなど、今季ながさわが作った作品が展示される一方で、ライトスタンドで実際に使用されている応援旗、バレンティンの塁打新記録が掛かった際に話題となった「COCOメーター」の実物、引退した宮のサインボールやら、神宮球場各種チケットの半券など、スワローズの2013年が一堂に会したような“超濃縮還元ヤクルト”空間。その気合の入り方に、ながさわのかつてないほどの覚悟が窺える。 「これが僕のヤクルトでの最後の作品展になるかもしれませんからね。悔いは残したくないんです」 その目に笑みはない。昨年の引退から

    “戦力外”ながさわたかひろが個展?「これは野球美術家のトライアウト」(村瀬秀信)
  • <欧州No.1FWインタビュー> ファンペルシ 「守備だけの試合じゃサッカーが死んでしまう」(田邊雅之)

    W杯で栄光を掴むのはこの男かもしれない。 プレミアでは2年連続で、そして欧州予選でも 得点王に輝いた。破竹の勢いで出場を決めた オレンジ軍団の主将が、己の美学を語った――。 W杯ブラジル大会の開幕まであと7カ月。優勝チームと得点王予想が熱を帯びる中、再び注目を集めているのが、オランダ代表のCF、ロビン・ファンペルシである。 昨夏、アーセナルからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したレフティは、プレミアリーグで2年連続で得点王に輝き、W杯予選でも11ゴールを決めてトップスコアラーとなった。代表通算ゴール数を41に伸ばし、パトリック・クライファートを抜いて単独トップにも立った男が、得点とW杯への思いを語る。 ――来月初めには大会の組分け抽選が行なわれる。オランダはFIFAランキングで8位(11月20日時点)だから、シード権は与えられない。この点については納得してる? 「いや、納得なんて全然し

    <欧州No.1FWインタビュー> ファンペルシ 「守備だけの試合じゃサッカーが死んでしまう」(田邊雅之)
  • Kリーグを足がかりに欧州へ──。新潮流をうみだす2人の元Jリーガー。(吉崎エイジーニョ)

    ACLの広州恒大戦、先制ゴール直後のエスクデロ。試合前には「日の4チーム特に直接負けた浦和と柏の分まで絶対勝ちます! あと日人として戦います!忘れないでくたざい!」とツイートしていた。 新たな日人プレーヤーの移籍先となりうるだろうか? 先週末、Jリーグより一足先に全日程を終え、浦項スティーラースが劇的な逆転優勝を遂げたKリーグ。近年のアジアチャンピオンズリーグ(以下、ACL)で5大会連続ファイナリストを輩出し、うち3度の優勝を果たした舞台で、日人選手が新たな潮流を生み出している。 主人公は蔚山の増田誓志(元鹿島)とソウルのエスクデロ・セルヒオ(元浦和)だ。増田はチームがKリーグの最終節のロスタイムで相手にゴールを許し優勝こそ逃したが、首位を走ったチームにあって全38試合中35試合出場4ゴールを記録。「日人選手が優勝戦線に加わるチームでプレーしているのは歴史的なこと」(現地サッカー

    Kリーグを足がかりに欧州へ──。新潮流をうみだす2人の元Jリーガー。(吉崎エイジーニョ)
  • 前田智徳の佇まいに高倉健を思う。「不器用」を演じるという愛され方。(中村計)

    ファンに、チームに愛された天才・前田智徳。1995年のアキレス腱断裂以来、度重なる故障と戦いながらも、多くの伝説を作ってきた。 前田智徳ほど、多くを語らなかったにもかかわらず、多くの人間に愛された選手はいないのではないか。 前田は年に数度、契約更改のとき等、決まったタイミングでは、きちんと記者に対して自分の考えを披歴した。だがそれ以外、特にシーズン中は、記者に対し、打っても打たなくても「勘弁してください」と固く口を閉ざした。晩年は、記者たちもそれを知っているがゆえに、ほとんど近寄らなかった。 だが、その割に前田に対し好感を抱いている記者が多かったことに驚いた。もちろん、しかるべき義務を果たしてないと不満に感じている記者もいるにはいたが、どちらかというと前田の態度をプロ野球選手のひとつの在り方として認め、敬意すら抱いていた。 なぜか――。 前田は、確かに無骨だったが、ある程度まで、そういう自

    前田智徳の佇まいに高倉健を思う。「不器用」を演じるという愛され方。(中村計)