J1初年度の苦戦、東日本大震災など、平坦な道ではなかったが、仙台・手倉森元監督は着実に成果を積み上げてきた。リオ五輪でもその手腕に期待が集まる。 各チームが新戦力の獲得を続々と発表している。 天皇杯4強を除くチームのファン・サポーターは早くも新シーズンに向け、期待で胸をふくらませていることだろう。 もっとも、新監督を迎え入れるチームのファン・サポーターなら――それがJリーグで初めて指揮を執る外国人監督であればなおさら――そこに少しばかりの不安が混じっているかもしれない。果たして我がチームは、どのように生まれ変わるのだろうか、と。 天皇杯のベスト8でFC東京に敗れたベガルタ仙台も、そんなチームのひとつだ。 6年間指揮を執った手倉森誠監督がU-21日本代表監督に就任するために退任し、来季はオーストラリア人のグラハム・アーノルドを招くことが決まっている。 「監督業は3年がひと区切り」 欧州の3大