まず否定から入る人の心の底には… まず否定から入る人の心の底には… この記事では否定から入る人について考えていることを書きました。 否定から入るというのは、態度の癖になっていること。 主導権を握りたいという心理があり、その裏に不安や自信のなさがあります。 誰しも否定的な発言をしてしまうときがありますが、「聞く力」による調律で解決できるかもしれません。 否定から入るのが癖になっている人 アルコール依存症の自助グループでは、ミーティング・例会を行います。 ここで参加者は体験談を語ります。 明確な決まりはありませんが、５分ぐらいのことが多いです。 話したくなければ「パス」できるミーティングもあります。 ルールは「言いっぱなし、聞きっぱなし」です。 人の体験談をさえぎったり、意見を述べたりすることは禁じられています。 しかし間接的な方法で、これを破ろうとする人がいます。 それは直接に名指しして反論

毒親（父）を認めて自由になりたい 毒親から自由になりたい この記事ではアルコールに問題があった毒父と後に依存症になった私の関係を体験談を中心として書きました。 父との関係が上司との関係をぎくしゃくしさせたのではないかという思い。 自分を認めることと父を認めることなども書きました。 誰のおかげで生活できると思っているんだ 「誰のおかげで生活できると思っているんだ」とは、私が子供のころ、父によく言われた言葉です。 私は父からこの言葉で威圧されると、口惜しさと無力感に打ちひしがれました。 父は酒を飲んで悪態をついても、理不尽な暴力をふるっても、浮気をしても、あらゆる身勝手な振る舞いをしても、私が抗議しようとするとこの言葉で私を封じ込めました。 そんな父との関係ですが、大人になってから自分でも不思議に思ったことがあります。 それは父と取っ組み合いのけんかをしたことが、一度もなかったことです。 私が

ほろ酔い状態は頭の回転が早い? ほろ酔い状態は頭の回転が早い? アルコールが入ると会話が弾む経験のある人は多いと思います。 普段真面目な人が冗談を連発したり、はにかみ屋さんが面白おかしく楽しい話をしたり…。 アルコールが入ると「頭がすっきりして冴える」「創造力がアップし、脳の回転が早くなる」と主張する人は結構います。 私はいつもアルコールに対してネガティブな記事ばかり書いていますが、たまには「アルコールは良いもんだ」という記事を書いてみたいと思います。 ほろ酔いの時に脳は? ほろ酔い状態と普段の脳活動の違いを調べる実験結果（東北大学が中心に行った）があります。 （実験） 成人に二つの図形を連続して提示し、形と位置が同じか違っているか、同じ場所に出てきたかを判断させる。 被験者は男女14人。平均年齢24.4歳。 空腹状態でエタノール（ウイスキーまたはワイン）量を体重1kg当たり、0.68gを

チェック「 オール・オア・ナッシング」は、アルコール依存症に多い all or nothing thinking 「アルコール依存症　回復へ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。 前回は「完全主義を目指す不完全な人」に関して書きましたが、それに関することを今回も書かせていただきます。 k77703230418.hatenablog.com 必ずしも、アルコール依存症者だけではないと思いますが、「 オール・オア・ナッシング」「白か黒か」というような極端な考え方をする人が、アルコール依存症者に多いのも事実ではないかと思います。 初めに私の体験です。 断酒し始めのころに、自助グループの体験談で、「正直に話すことが大切だ。自分を誤魔化していては断酒できない」と先輩から言われ、そうなのかと思い、できるだけ正確に思い出して話そうと思いました。 しかし、それまでは自分の過去を振り返るというこ