矢野経済研究所は、「ミネラルウォーター市場に関する調査結果2010」を発表し、2009年度のミネラルウォーター市場は前年度比95.2%の2180億円とマイナスに転じる見通しだ。逆にボトルウォーター(ウォーターサーバー)市場は順調な成長を見せており、2009年度の同市場は、前年度比114.3%の560 億円となる見込み。 ミネラルウォーター市場は、水道水の飲用機会減少を背景に2000年頃から都市部を中心に拡大してきたが、2008年には成長が鈍化。夏場の天候不順や景況感の復帰の目処が立たないことによる買い控えなどが響き、2009年は一転して前年度比4.8%減とマイナスになる見込みだ。 一方でボトルウォーター市場(ボトル型で宅配される水)は、この5年間で4.6倍に成長。2010年には600億円に到達する見通しが立てられている。矢野経済研究所では「重たい水を店舗から運ばなくてもよいこと」「冷水と温