「少年メリケンサック」鑑賞。 脚本家、宮藤官九郎/クドカンの監督2作目。 ボクは監督の前作「真夜中の弥次さん喜多さん」は大好きだ。やけくそに真面目な事は一切やらないと心に決めたのっぴきならない旅と、その旅に呼応するように一切を真面目にやらない映画。 公開初日、映画が終わり、客電のついた瞬間の衣擦れの音さえ響くあの空気は本当に素晴らしかった。テレビの人気脚本家が、自分のファンの大多数を切り離すような先鋭的で切実な映画を作ったのだ。本当に痛快だった。 そのクドカンの2本目だ。しかもパンクが題材だ。いろいろと嫌なウワサは聞いていたのだが、そんなのは趣味の違いだろうと劇場へ行った。 ダメでした・・・ この映画の感想をいくつか見て廻ったのだが、「パンクはよく解らないけど、映画は良かった。」というような事を言っている方がいて、大変納得してしまった。 少し前なら『メガネ男子』。今は『草食系男子』などなど