去年の夏のある日のこと。そのとき、僕は友人と約束をしていた。でも、家を出る時間が20分ほど遅れた。急がなくては。北千住の駅でJRから千代田線に乗り換える。構内を早足で歩く。千代田線へのホームへと繋がる階段を上りかけたそのときに、後ろからふいに、「ちょっといいですか」と声をかけられた。 立ち止まって振り返れば、防弾チョッキに身を包んだ若い警察官が立っている。 「洞爺湖サミットも近いので、お荷物の中身を見せてもらえますか」 言いながら警察官の視線は、僕の顔ではなく、背中に担いだデイパックに注がれている。つまり職務質問だ。 「なぜ洞爺湖なんですか?」 「サミットです」 それくらいはわかる。そうではなくて、なせ洞爺湖サミット警戒のために、あなたは北千住で僕に職務質問をしなければならないのですか。そう訊こうと思ったけれど、時間がないのでやめた。20分遅れているのだ。これ以上は絶対に遅れら
“アイドルの聖地”としてグラビア系の新人や若手タレントがキャンペーンに続々と登場した東京・秋葉原の「石丸電気SOFT1」(東京・千代田区外神田)が来月上旬にも閉鎖されることが分かった。アイドルオタクから会社帰りのサラリーマンまで広く親しまれたイベント会場だけに消滅を惜しむ声が広がっている。 [フォト] 「SOFT1」の店内に大挙押し寄せた男性ファン 「SOFT1」は、秋葉原に本店をはじめ生活家電専門店やCD、DVD店などを多数展開する石丸電気の店舗の一つ。 氷川きよし、上戸彩、宮崎あおい、長澤まさみ、中川翔子、小倉優子…。アイドル人気を集めた芸能人で、過去にSOFT1でイベントを行ったことがない人をさがす方が難しいほどアイドルの登竜門としてファンに親しまれてきた。 とくにここ数年は水着やセクシーな衣装のグラビア系イベントが増え、ほしのあき、原幹恵らが登場していた。 そのSOFT1
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