読書普及協会理事長 清水克衛 読書のすすめの清水と申します。読書のすすめという屋号の書店をやり始めてお陰様で17年になります。東京の江戸川区篠崎という町でやり始めました。東京の端っこで、駅からも徒歩10分くらいのところです。この場所で書店なんかやっても無理だと色々な方に言われました。そして、こうも言われました。「江戸川区で本なんて読む人いないよ」 このとき屋号を「読書のすすめ」という名前にしようと思いました。当時から読書離れと言われており、本の魅力を失っていたのではないかと思います。しかし、1冊の本の出会いで人生が大きく変わる。読書とはとても魅力的なものの筈である。そう思っております。 私自身もそのような経験をいくつかしています。 このように読書とは、読まなければならないものではなく、まず読みたいと思うことが大事なのだと思うのです。しかし、どうも読書にたいするイメージが「読まなけれ