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ブックマーク / cinemanote.jp (15)

  • 東京家族 - 粉川哲夫のシネマノート

    ■Taken 2/2012/Olivier Megaton(オリヴィエ・メガトン) ◆サスペンスとしては、前作の『96時間』におとらずスリリングで、飽きさせない。リーアム・ニーソンは、ひとつの〝安定した〟(つまり一定の身体感と雰囲気を醸し出す)キャラクターを演じている。いまは別れてはいるが大人のつきあいを保っている(ファムケ・ヤンセン)と娘(マギー・グレイス)の組み合わせも同じ。 ◆殺人や拷問も辞さない元CIA工作員のブライアン(リーアム・ニーソン)は、絶対に殺されることはないという安心感を観客にあたえるが、こういう一見安易に見える前提を納得させるのは決して容易ではないから、仕掛けが必要になる。SF的なスーパーマンではないのだから、それなりのリアリティと説得力を個々の場面で用意しなければならない。それをクリアーしたのは、「コロンビアーナ」でも見せたオリヴィエ・メガトン(演出)とロマン・ラ

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    toshi20 2013/01/24
    あとで読む。
  • 2013年第85回 オスカー・アカデミー賞予測と結果(粉川哲夫)

    【総評/2013-02-25 6am JST】 ●各欄で理由を詳細に書いたが、あと4時間でアカデミー賞の発表が始まる。以下は、いま現在の〝一般的予測〟とわたしならば選ぶ〝希望的選択〟である。 * 【一般的予測】 作品賞:リンカーン  またはアルゴ 主演男優賞:ダニエル・デイ=ルイス 主演女優賞:ジェニファー・ローレンス 助演男優賞:クリストフ・ヴァルツ     またはトミー・リー・ジョーンズ 助演女優賞:アン・ハサウェイ 監督賞:スティーヴン・シュピルバーグ 脚賞:ジャンゴ 繋がれざる者 脚色賞:アルゴ 長編アニメ賞:メリダとおそろしの森     またはシュガー・ラッシュ 外国映画賞:愛、アムール 撮影賞:ライフ・オブ・パイ   トラと漂流した227日 編集賞:アルゴ 美術賞:アンナ・カレーニナ 衣装デザイン賞:アンナ・カレーニナ メイクアップ賞:レ・ミゼラブル 作曲賞:リンカーン 歌曲

  • 粉川哲夫の「シネマノート」

    ●マスメディアでイジメを受け続けている沢尻エリカの再起になるかもしれない作品。監督は、『さくらん』の写真家蜷川実花。脚は、不運な交通事故のため伝説の人となっている岡崎京子の「原作」にもとづき、『電車男』の金子ありさが担当。出演は、寺島しのぶ、窪塚洋介、新井浩文、大森南朋、原田美枝子、鈴木杏、水原希子、綾野剛、哀川翔、寺島進、桃井かおりなどなど、文句なしの面々。テーマソングには浜崎あゆみを起用している。 ●しかし、期待は大きく裏切られた。センスがあまりにフルすぎるのだ。時代を現代に設定している以上、岡崎の原作のせいではない。そもそも、岡崎が排除していたはずの妙なモラリズムが最初から顔を出す。この映画の基底には、エスカレートする整形美容への批判(あるいは批判の身ぶり)がある。例によって大量のスチルショットを重ねた映像のイントロのあと、大森南朋が妙に暗いつくりの鈴木杏に(新劇調の)他人ごとめい

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    toshi20 2012/06/05
    「ヘルタースケルター」評。あとで読む。
  • 空気人形(Kukiningyo/Air Doll/2009/Koreeda Hirokazu)(是枝裕和)-粉川哲夫の「シネマノート」

    今月気になる作品 ★★★ ノウイング(途中まで気を惹くが、謎解きでがっかり。謎は最後まで姿が見えない方がよかった)。 ★★★★ ディア・ドクター(笑福亭鶴瓶と八千草薫との愛すべき共演。この二人なくしてこの映画はない。医療問題への批判的目も鋭い)。 ★★★★ サンシャイン・クリーニング(競争社会からはずれた人々への視点が一貫してズレないのは監督のセンスと社会観。細部のさりげない会話にただようセンス・オブ・ユーモアがいい)。 ★★★ モンスターVS エイリアン(二者ではなく、巨人になってしまった娘、モンスター、エイリアンの三者が登場するが、要は有機的な生物と無機的なマシーンとの闘い。メカから「生身」志向がアニメでも起こり始めている。映像はなかなかいい)。 ★★★ 湖のほとりで( 「のどかな」村だが、登場する人物はみな「しあわせ」とは縁遠い表情をしている。たった一人「しあわせ」な人がいるが、それ

  • 粉川哲夫の「シネマノート」

    公開が気になる作品 (2009年1月) ★★★★ヘルボーイ ゴールデン・アーミー ★★★チェ 28歳の革命 禅 ZEN クローンは故郷をめざす サーチャーズ 2.0 ★★ザ・ムーン ★★感染列島 大阪ハムレット ★★★★ワンダーラスト ★★★誰も守ってくれない ★★★★レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで ポチの告白 ★★★チェ 39歳別れの手紙 ★★20世紀少年 第2章 最後の希望 2009-01-28 ●ニセ札(Nisesatsu/2009/Kimura Yuichi)(木村祐一) ◆快作だ。太平洋戦争後のいっとき、日にもアナーキーな時代があった。そんな時代に実際に起こったニセ札作りの話を不思議な魅力で描く。その時代が「戦後民主主義」と呼ばれたとき、そこにはタテマエだけのきれいごとといった意味はなかった。国家に従属される以前に人々がいることがその民主主義の原意であり、それは国

  • おっぱいバレー - 粉川哲夫の「シネマノート」

    公開が気になる作品 (2009年2月) ★★★★☆ ベンジャミン・バトン 数奇な人生 ★★★☆ ザ・クリーナー 消された殺人 13日の金曜日 ★★★★ 少年メリケンサック ★★☆ ディファイアンス ★★★ ユッスー・ンドゥール ★★★ クジラ 極道の卓 ★★★★ チェンジリング ★★★★ ホルテンさんのはじめての冒険 ★★★☆ ロックンローラ ★★ オーストラリア 2009-02-28 ●マーリー(Marley & Me/2008/David Frankel)(デイヴィッド・フランケル) ◆ペットの出る映画は、動物を擬人化するきらいがあるので敬遠するが、作は、犬を飼っている者ならあたりまえの描き方だったので、わたしでも最後まで見れた。普通(アメリカの標準)と違うのは、その犬が「しつけの悪い」「ディスカウント犬」だったこと。その自由奔放さに振り回されどうしなのだが、(外から見ると)アメリ

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    toshi20 2009/02/25
    楽しみだなあ。
  • チェ 28歳の革命/39歳別れの手紙 - 粉川哲夫の「シネマノート」

    粉川哲夫の【シネマノート】 HOME これより"国際的"なわたしのサイト (since 1995) 雑記 『シネマ・ポリティカ』     雑文その他 封切情報 Help メール リンク・転載・引用は自由です (コピーライトはもう古い) The idea of copyright is obsolete.  リンクのやり方は Help 参照。 ★今月あたりに公開の気になる作品: ★★★★☆ WALL-E ウォーリー ★★ ブロークン・イングリッシュ ★★★ 大丈夫であるように Cocco 終わらない旅 ★★★★ ワールド・オブ・ライズ ★★ 赤い糸 ★★★ K-20 怪人二十面相・伝 ★★★ 英国王給仕人に乾杯! ★★★ ノン子36歳(家事手伝い) ★★ ファニーゲーム U.S.A ★★ ラースと、その彼女 ★★★★ チェチェンへ アレクサンドラの旅 ★★★ 無ケーカクの命中男 ノックトア

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    toshi20 2009/01/26
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  • 「ダークナイト」-粉川哲夫の「シネマノート」

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    toshi20 2008/08/02
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  • 粉川哲夫の「シネマノート」

    粉川哲夫の【シネマノート】 HOME これより"国際的"なわたしのサイト (since 1995) 雑記 『シネマ・ポリティカ』     雑文その他 封切情報 Help メール リンク・転載・引用は自由です (コピーライトはもう古い) The idea of copyright is obsolete.  リンクのやり方は Help 参照。 ★今月あたりに公開の気になる作品: ★★★ 相棒―劇場版― ★★★ 靖国 ★★★★ ミスト ★★★ 最高の人生の見つけ方 ★★★ ハンティング・パーティ ★★★ 光州5・18 ★★ チャーリー・ウィルソンズ・ウォー ★★★ マンデラの名もなき看守 ★★★ 丘を越えて ★★★★ 幻影師アイゼンハイム ★★★ Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 ★★★★+1/2 シューテム・アップ ★★ JOHNEN 定の愛 ★★★★ ぼくの大切なともだち 2008-05

  • 粉川哲夫の「シネマノート」

    粉川哲夫の【シネマノート】 HOME これより"国際的"なわたしのサイト (since 1995) 雑記 『シネマ・ポリティカ』     雑文その他 封切情報 Help メール リンク・転載・引用は自由です (コピーライトはもう古い) The idea of copyright is obsolete.  リンクのやり方は Help 参照。 ★今月あたりに公開の気になる作品: ★モンゴル ★★★★ フィクサー ★★★ ブラックサイト ★★★ 王妃の紋章 ★★★ 靖国 ★★★ つぐない ★★★★ 大いなる陰謀 ★★★ スパイダーウィックの謎 ★★★★ ゼア・ウィル・ビー・ブラッド ★★★★ アイム・ノット・ゼア ★★★ 愛おしき隣人 2008-04-30_2 ●アクロス・ザ・ユニバース (Across the Universe/2007/Julie Taymor)(ジュリー・テイモア) ◆

  • 粉川哲夫の「シネマノート」-「ミスト」(フランク・ダラボン)

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    toshi20 2008/02/17
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  • 粉川哲夫の「シネマノート」-「真・女立喰師列伝 」

  • 粉川哲夫の「シネマノート」

    ★今月あたりに公開の気になる作品: ★★オーシャンズ13  (「映画パーティ」もちょっとマンエリ化してきた) ★伝染歌  (いまの世の話題ではあるが) ★★★★デス・プルーフ in グラインドハウス  (スタントウーマン、ゾーイ・ベルの素顔) ★★★★プラネット・テラー in グラインドハウス  (ローズ・マッゴーワンの片足芸が見せ場) ★★★★シッコ  (これを見ると、アメリカってひどいなあとみな思う) ★★ショートバス  (みんな淋しくってしょうがないのねというお話) ★★★★厨房で逢いましょう  (「変態」趣味が隠し味) 2007-08-31 ●ヘアスプレー (Hairspray/2007/Adam Shankman)(アダム・シャンクマン) ◆大分まえから試写が行なわれたいたが、場所(東京ミッドタウンの34階)を敬遠し、あとまわしにしてきた。アメリカやイギリスでも現在トップ9のヒッ

  • 粉川哲夫の「シネマノート」-「舞妓 Haaaan!!!」

    2007-03-22 ●舞妓 Haaaan!!! (Maikohaaaan!!!/2007/Mizuta Nobuo)(水田伸生) ◆京都の茶屋で舞妓遊びをすることを高校生のころから夢み、その実現に向ってモーレツ行動を展開する男を怪優・阿部サダヲが演じる。ここで描かれている京都の茶屋や舞妓は、外国人むけの観光ガイドに出てくる「京都」や「舞妓」の域を出ないが、あまり気にならない。展開はスピーディであり、宮藤官九郎の脚家としての才能が余すところなく出ている。 ◆宮藤官九郎(脚)らしいというか、今様というのか、阿部サダヲが演じる鬼塚公彦はウェブページを持っており、修学旅行で京都に行くと、舞妓を追いかけ、写真を撮り、ウェブページに載せる。祇園の茶屋生まれで、いまはプロ野球選手として茶屋の常連である内藤貴一郎(堤真一)も、インターネットの検索で鬼塚のサイトを発見し、いちゃもんをつけるほど「オタク

  • 粉川哲夫の「シネマノート」

    toshi20
    toshi20 2006/07/21
    粉川哲夫氏の評。
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