FC東京のバンディエラ、石川直宏は、2017年12月2日、3日を最後にユニフォームを脱ぐ決断をした。 相手がFC東京でともにプリンスと呼ばれた佐藤由紀彦だからこそ、そして引退を目前に控えた今だからこそ話しておきたいことが、彼にはあった。 前編は『石川直宏と佐藤由紀彦が今語ること。出会い、FC東京愛、そして引退――。』です。 ――さて、2人が現役引退を意識したのは、どんなタイミングでしたか? 佐藤「ナオとも話すんですが、あまり考えていなかったんです。ピッチに入ったらいつも火が点くタイプだったので。最後の週も同じテンションでやっていましたし、意識することはなかったですね」 石川「俺の場合は、ユキさんのようにずっとみんなと練習できていたわけじゃない。離脱せずに積み重ねていって最終節を迎えることが理想。リハビリを乗り越えて今、ようやくそこに向けた準備を重ねられるようになってきた。引退を決意してそれ
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