今季限りで退団する阪神・能見篤史投手(41)が大阪ガス時代に監督を務めていた湯川素哉氏(56)=大阪ガスオートサービス代表取締役社長=が、11日のDeNA戦(甲子園)を観戦した。社会人での「最後通告」から18年。まだまだ腕を振る左腕のタテジマ最後の雄姿を見届け、エールを送った。 招待されて観戦するのは何年ぶりだろう-。「最初(1年目)と最後ですね」。元大阪ガス監督の湯川氏は、しなやかに腕を振る41歳の姿を内野席で静かに見つめた。 「どんな場面でも出ていって。結果より、ステージに立ち続ける存在であることがすごい。先発をやって、中継ぎをやって、負けている試合も出て。投げられないことがほとんどなかった。プロ野球選手として、本当にすごいなと思います」 1週間前に電話が鳴った。能見から。「阪神で最後の試合です。できれば、ご招待したい」。同時に「肩肘もまったく痛くないです」と新たな挑戦の報告。「おかげ