インタビューに答えるキャンベル米国務次官補=17日午前、東京都港区の米国大使館、小宮路勝撮影 来日中のキャンベル米国務次官補は17日、東京・赤坂の米国大使館で朝日新聞と会見し、来年、日米安保条約が締結50周年を迎えるのを機に、日米同盟の意義の再確認をしようという日本側の提案について「明らかに良い考えだ」と述べ、米国政府として同調する考えを示した。 同盟の再確認は、日本が総選挙後の政権交代の可能性も指摘されるなど、政治的に不安定な時期を迎えることから、同盟の弱体化を避ける方策として検討されている。 冷戦が崩壊し「対ソ連」同盟としての意義が薄れた90年代に一度行われた。96年に「日米安保共同宣言」がつくられ、翌年には「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)も更新された。 キャンベル氏は再確認の具体的な中身としては、(1)アジア太平洋の平和と安定の維持に重要な役割を果たしてきたという