国連の報告書が、人間による操作を必要としない「自律型ロボット兵士」の開発凍結を勧告した。報告書の執筆者は南アフリカのクリストフ・ヘインズ教授。 「致死能力を持つ自律型ロボット兵士の導入には、細心の注意が必要だ」と、報告書は指摘している。「もし使用されれば、人命の価値と保護、国際社会の安定と安全保障に重大な影響を与えかねない」 報告書は5月末にジュネーブで開かれる国連人権理事会に提出される予定だ。ロボットは民間人と戦闘員を区別できないと、ヘインズは指摘。既に攻撃用に使われている無人機についても、各国は必要性を証明する必要があると主張した。 一方、国際的な人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、「ロボット兵士」の全面禁止を訴えている。アメリカや中国、ロシアは軍事技術の改良を極限まで推し進め、完全自律型兵士を実現させつつあると、HRWは主張する。 「ロボット兵士は倫理・法律面で『一
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