(小中)学校におけるいじめの解決策について長年いろんな人が頭を悩ませているが、わたしはもういじめの「解決」についてあきらめている。その理由は単に「自明」とさせてもらいたく、いちいち論じるのもうんざりするくらいだが、一応言及すると いじめは子どもの社会どころか大人のコミュニティにおいても発生するものであり、子どもの理性や道徳心による解決は非現実的すぎる。 そもそも渡邊芳之氏も指摘するとおり、いじめ自体が道徳心の発露であるケースもあり、倫理や教育によるいじめの解決は原理的に非常に困難。 といったところだろうか。いじめの原因について、わたしは「学校なんてものがあるからいじめが起こるのだ」以上のことは言えない。いじめは学校が原理的にはらむ副作用のひとつであり、学校があるかぎりいじめはなくせない。少なくともこの問題について一度でも真剣に考えたことがある人ならきっとわかるだろう。「そんなのは、無理だ」
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